ライフネット生命保険会長・出口治明さんがスゴい!勉強法の極意は「人・本・旅」

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Photo by Moyan Brenn

「やりたいことは20代のうちに見つけなければいけない」

「仕事は30代で決まる」

どちらがどうだったかは知りませんが(そもそも僕はこういうものを意識したことがない)、早いうちに人生を見つけなければいけないというプレッシャーはいつからはじまったのでしょうか。

かといって若いうちにフラフラしていることを推奨しているわけではありません。志があればいつだって行動できる、そんな気持ちにさせてくれた出口治明さん(ライフネット生命保険会長)のインタビューが「日経ビジネス Associe 2017年1月号」に掲載されていました。

 

60歳で起業した「ファクト」

出口治明さんは、日本生命でエリートコースと呼ばれる道を歩きながらも、55歳で子会社に出向。60歳で起業しました。ライフネット生命保険がいかにスゴいかはさておき、出口治明さんの生き方ってスゴいです。

インタビューのなかに度々出てくる「ファクト」。

これは「希望」や「自分が勝手に思っていたこと」ではなく、ただの「事実(ファクト)」として見据えています。たとえば、55歳から約付き定年になって子会社に出向した人間は誰ひとりも本社に戻っていない、これもファクト。

また、劇的な変化もファクト(事実)とあっていないと指摘します。

人間の思考法で陥りがちなのが、「何か劇的な経緯があって、こうしたことを発見した」と考えることです。そういう思考法自体が、ファクト(事実)と合っていません。

学生時代に運動部に入部したとする。「監督やコーチの一言で突然、自分の技量が格段に上がる」なんてことは、ほとんどないはずです。

技量というのは、毎日練習していく中で、ちょっとずつ上がっていくもの。毎日積み重ねていくことが大切なのです。

60歳で起業したというと、誰もが憧れて「自分もマネをしたい」と考えがちです。しかし、出口治明さんは金融庁が過去5年間に出した政省令などをすべてみるなど、徹底した事前調査をするのは当たり前と考えるなど、とてもストイックな面があるため、マネが容易ではないことが分かります。

 

「バブルおじさん」の功罪

もうひとつ、インタビューによく出てくる言葉に「バブルおじさん」があります。バブルおじさんとは、バブルの時に長時間頑張って偉くなった成功体験を引きずっている人たちといいます。

バブルおじさんは、バブルの時に長時間働いて偉くなった人たちですから、その成功体験が染みついているんです。成功体験を持っている人にそれを捨てろと言っても、なかなか捨てられない。ですからバブルおじさんのことなど気にせず、自ら行動することによって慣行を変えていかないと、社会は変わりません。今の日本のしんどさの原因は、「成功が失敗の母」になってしまっているからだと思います。

何がスゴいって68歳の出口治明さんが、「バブルおじさん」を俯瞰的に見ていることなんです。自分がバブルおじさんになってもおかしくないのに―。

 

人間の偉大な発明や発見は、すべてモノマネから生まれた

出口治明さんはアイデアを出すために、「人・本・旅」の重要性を説いています。

アイデアを出すためには、たくさんの人に合い、多くの本を読み、いろいろな場所を旅するしかありません。これ以外にアイデアを出す方法はないと思います。

恥ずかしながら、僕はこれまで出口治明さんの著作を読んだことがありませんでした。今度、拝読して、当サイトでもご紹介したいと思います。

本の大切さを説く出口治明さんはHONZの客員レビュアーでもあります。HONZは成毛眞さん(元マイクロソフト株式会社代表取締役社長)が立ち上げた書評サイト(というと語弊がありますが)です。ちなみにマンガHONZの代表は堀江貴文さん。そう考えると濃いメンバーですね(笑)

人間の脳波、13,000年前から進化していません。これはファクト(事実)です。進化していないということは、人間の喜怒哀楽・判断力は、昔も今も一緒だということです。ですから、本を読んで、歴史をきちんと勉強してください。そしてまた、今生きている人がどんなことを考えているのかを知るためには、世界を旅し、多くの人に会ってください。それが一番だと思います。

ファクト(笑)。冗談はさておき、胸にスッと入ってくる言葉でした。

 

今日のまとめ

60歳で起業した出口治明さんのインタビューからは多くのことを学べます。また読みたい本、行きたい場所などがたくさん出てきたので、来年も楽しみに行動したいと思います。