コンゴ民主共和国のパスポート取得費用は$185、平均年収は$680。日本のパスポート取得費用が114万円かかるようなもの

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多くのアフリカの国では、人々がパスポートを得るのが難しいという記事が「Economist」にありました。

簡潔にまとめると、以下のことが分かります。

  • ウガンダ:パスポート取得までに数ヶ月かかる
  • ナイジェリア:パスポート取得までに数ヶ月かかる
  • ジンバブエ:パスポートを取得する事務所の外で夜通し待つ
  • コンゴ:パスポート取得費用が185ドルかかる(平均年収は680ドル)

 

パスポート取得期間

アフリカの多くの国ではパスポートを取得するまでに数ヶ月かかることが多くあることが分かりました。

例をあげただけだと分かりにくいので、ここで比較してみましょう。

日本は約1週間かかる

日本でパスポートを取得するまでにかかる期間は、約1週間です。東京都は6営業日だったと記憶しています。

申請から受領までに、通常1週間程度(土・日・休日を除く)かかります。

パスポートの申請から受領まで(初めてパスポートを申請するとき等の例) | 外務省

アメリカは6〜8週間かかる

一方、アメリカの場合は、料金によってことなりますが、通常は6〜8週間かかります。

アメリカの人口は3億人、かつ土地も広いので時間がかかるのは仕方ないのかもしれません。

それでも日本が早いのが分かります。

参考:U.S. Passports & International Travel

 

パスポート取得金額

続いて、パスポートの取得金額です。

日本のパスポート取得費用は16,000円

日本のパスポートは有効期限10年間が16,000円(5年間は11,000円)です。

アメリカのパスポート取得費用は$135

アメリカのパスポートは3種類あります。

  • パスポート帳($110):普通のパスポート
  • パスポートカード($30):一部の国からのアメリカ帰還にのみ有効
  • パスポート帳&パスポートカード($140):セットになったもの

パスポートカードは見慣れません。これはカナダやメキシコといった隣接する国からの陸、海からアメリカに帰るときのみ有効のものになります。

カナダ、メキシコ、バミューダ、カリブ諸国からの陸または海での米国帰還にのみ有効です

U.S. Passports & International Travel

通常は$110に手数料$25を加えた$135だと考えればよいでしょう。

 

年収で考えると、日本のパスポート取得費用が114万円かかるようなもの

コンゴ民主共和国は、パスポート取得費用に$185ドルかかります。

平均年収が$680であることを考えると、多くの人にとっては手が出ないことが分かります。

年収に対する割合で考えてみましょう。

コンゴのパスポート取得費用は、平均年収の約27.2%です。

日本は0.3%に相当

日本で考えてみましょう。

2015年の「民間給与実態統計調査結果」によると、日本人の平均給与(年収)は420万円でした。

 

参考:民間給与実態統計調査

パスポートの取得費用は16,000円なので、平均年収の約0.3%に相当します。

もし、コンゴと同じ比率のパスポート取得費用がかかるとすると、約114万円かかる計算になります

アメリカも0.3%に相当

続いて、アメリカも見てみましょう。

アメリカの平均年収は約435万円(約$39,000)です(民間サイトを参照)。

※ここでは1ドル110円で計算しました。

パスポートの取得費用は$135なので、平均年収の約0.3%に相当します。

日本とアメリカはほとんど同じですね。

 

今日のまとめ

急速に発展するアフリカですが、パスポートの取得に時間がかかるなど、まだまだ制度が整っていないことが分かります。

かのイーロン・マスクも『イーロン・マスク 未来を創る男』の中にこう書かれています。

航空券を受け取ると同時に、マスクは躊躇なく旅立った。

祖国に永遠の別れを告げた瞬間だった。

『イーロン・マスク 未来を創る男』より

アフリカの未来は僕も期待しているひとりです。

参考:Too many African countries make it hard for their people to travel