Webライターで生き残れるのは一次情報を持っている人だけ

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先日、僕が所属していたWeb編集部がなくなりました。

理由は「成長が見込めない」というもの。もちろん「Webライティング」そのものの成長が見込めないということではなく、あくまで「その企業の事業として成長が見込めない」ということです。

僕はWebライティング(ここで言うWebライティングとは企業から受注されて、インターネットでちょっと調べて書くというクラウドソーシングにありがちなもの)は減ると考えています。

近くで見ている限り、「質が低い」という感じが否めないのです。

現地の仕事は現地でしか分からない

ビジネス・インサイダー・ジャパンに「「職場は地球」職場も国境もなくなった究極の日本人リモートワーカーの日常」という記事がありました。

(余談ですが、この記事を書いている滝川さんと面識があります)

記事の中で、失敗談としてこんなエピソードが書かれています。

あるクライアントから北米での商品プロモーションを引き受けたものの、英語もたいしてできず、現地事情もノウハウも、実はよく分かっていなかった。

「なんとかなると思っていたけど、なんともなりませんでした」

現地で再委託したPR会社は納期を守らず、むしろ「ディレクションがあいまいだ」と逆ギレされる。

顧客の求める結果には当然、至らなかった。ただただ申し訳なく「報酬をもらうのも苦しかった」。痛感したのは「現地の仕事は現地でしか分からない」ということだった。

この記事では物理的な「場所」を表していますが、これは「業界」といった世界でも共通すると考えています。

Webライターの多くは「なんとなく」調べるだけ

現在、Webライターの世界では、自分が知らないことでもインターネットを使って調べてなんとなく「知っている体」で書かれることが多くあります。

これは大手のクラウドソーシングサービスを使っても同じです。実際に僕は某クラウドソーシングサービスのトップクラスの人たちと交流していますが、彼らがやっている方法はほとんど同じです。

もちろん「今日調べた付け焼き刃の知識」が正しいほど甘くはなく、内容が間違っていることは多々あります。これはクラウドソーシングで大量に生まれる「Webライターの闇」だと思っています。

キュレーション問題について、編集部にいる僕が思うこれからのWebライティング

2016.12.11

大切なのは一次情報を持っていること

この記事に出てくる方は「移住」することによって、「自分にしか書けないこと」を見つけました。そして、同じような仲間を見つけて編集部を作っています。

当時仕事を引き受けていたウェブメディアは、新聞社や通信社のようにシンガポール支社をつくるのは、資金的にも現実味がなさそうだ。

「だったら、フットワークの軽いライターや編集者が現地にいれば、重宝されるなと考えました」

出国前から、付き合いのある複数媒体に「東南アジア連載をやりませんか」と売り込んだ。シンガポールの成長が盛り上がる時期に、現地のナマの情報を欲しくない媒体はない。

この一次情報を得ることこそ、「(Web)ライター」にとって大切なのだと思います。

そもそも最近はものを書く場の多くはWebのため、わざわざライターの前に「Web」と付けることも違和感があります。

ただ、「Webライター」というと「主婦のお小遣いサイト稼ぎ」のようなイメージも強く(実際多い)、「ライター」と「Webライター」には大きな隔たりがあるのも事実です。

今日のまとめ

偉そうなことを書いてしまいましたが、僕も自分が海外で見たことなど一次情報を書けるようにしていきたいです。

今回、事業撤退した編集部を作った人は「改良してリベンジしたい」と言っていました。このチャレンジ精神も大切なのだと思います。そのときはもちろん僕も参加します。