Adobeスゴい!もうiOSだけで作品を完結できると思う

最近のAdobe Creative Cloud(Adobeのサブスクリプションサービス)の進化スゴいですよね。

クラウドに力を入れたり、人工知能にも力を入れたり、どんどん制作が楽になっていく(作業にとられていた時間が省略される)ように感じます。

そこで、「MacやWinといったフルOSで作るのもいいけれど、iOSなどのモバイルOSだけで作品を作れないかな」と思ったことがある方もいるのではないでしょうか。

僕自身がそうだったりします。

もちろん現時点ではフルOSの方が優れていて、簡略化されたモバイルOSでは「どうしても機能が足りないと」いうことはあると思います。

しかし、だからこそ「限られた性能の中でモノを作ってみたい」とも思ってしまうのです。

たとえば、GORILLAZのデーモン・アルバーンは『The Fall』を全編iPadだけで制作しました(厳密にはそれ以外の機材も使っている)。

参考:GORILLAZ、新作『ザ・フォール』は全編iPadで制作 | BARKS

また、矢吹健太朗 漫画賞で激励賞を受賞した漫画家・あつもりそうさんはiPhoneで指を使ってマンガを書いていたことも話題になりました。

参考:【第22回】iPhone 6sで描いた漫画が「矢吹健太朗 漫画賞」の奨励賞を受賞!新人漫画家・あつもりそうさんインタビュー! – 少年ジャンプルーキー

ただし、僕が好きな高城剛さんはiOSに否定的だったりします(笑)。

以下、メルマガにあった「作曲しやすいアプリを教えてください」という質問への返答です。

iPhoneやiPadの音楽制作で有名なアプリは、Cubasis、Auria Proあたりでしょう
が、片道二時間もあるなら、せめてWindowsタブレットぐらい購入し、iOSのよう
な簡易OSではなく、フルOS上で走るDAWを使いましょう。

なぜなら、スマホかタブレットで作った楽曲は所詮自分だけの遊びですが、たと
え安価でもDAWで作った楽曲は、資産になり換金できる可能性に近づけるからで
す。

技術も向上しますよ。

さまざまな意見はありますが、「やってみよう」ということで、今回はAdobeのモバイルアプリをいくつか紹介したいと思います。

どれも無料なのでガシガシ使ってみましょう〜!

Adobe

Adobe

iPad Proで「adobe」と検索した結果です。

(僕はスマホを使わずタブレット派です)

意外かもしれませんが、制作アプリのいちばん上には「Adobe Spark Post」が表示されています(後述します)。「Photoshop Express」はその次ですね。

ただ、並び順に書くとこんがらがりやすいので、個人的に分かりやすい順番で紹介します。

Adobe Phoshop Express:言わずと知れたPhotoshopアプリ

Adobe Phoshop Express

まずは、画像編集の王様「Photoshop Express」です。

モバイルアプリ版では機能ごとにいくつかのアプリに分割されています。さらに、それぞれのアプリが連携されており、各機能を使う度に行き来できるのが便利です。

ただ、ややこしいことに微妙に機能が重複しているものもあるんです。たとえば「明るさ」や「カラー」といったものは「Photoshop Fix」でも変更できます。

この辺りの棲み分けの微妙さが100点ではないところです。

ただ王道には違いありません。Photoshop Expressでは画像の基本の調整、文字入れなどをするのに使うのがオススメです。

Adobe Photoshop Fix:画像を修復するアプリ

Adobe Photoshop Fix

続いて「Photoshop Fix」です。

これは画像を修復するアプリと覚えると分かりやすいと思います。

たとえば、画像をキレイにしたり(肌とかでよく使いますよね)、不要なものを削除したりできます。これもPhotoshopでよく使う機能のひとつです。

Adobe Photoshop Mix:画像を切り抜くアプリ

Adobe Photoshop Mix

次は「Photoshop Mix」です。

Photoshopの機能のひとつに「写真の合成」があります。それができるのがPhotoshop Mixです。

ひとつの画像から必要な部分だけを切り抜いて、別の画像に貼り付けるといったことができます。

ここまで来ると想像しやすいと思いますが、まずはPhotoshopで全体の加工、そして細かい修復はPhotoshop Fix、それらを合成するのはPhotoshop Mixという使い方ができます。

Adobe Photoshop Sketch:お絵描きアプリ

Adobe Photoshop Sketch

ここからは少し毛色が変わってきます。

Photoshop Sketchはお絵描きアプリです。

さまざまなタッチの筆を使って絵を描きます。

またほぼ同じ機能のアプリに「Illustrator Draw」というものがあります。こちらもおなじみAdobe Illustratorのお絵描きアプリです。

両者の違いはPhotoshop Sketchがビットマップ、Illustrator Drawがベクターを描けるという点です。

僕はイラストレーターではないのでどちらでもよいのですが(ベクター画像は拡大してもきれいということは知ってる)、Photoshop派はPhotoshop Sketch、Illustrator派はIllustrator Drawになるそうです。

ただ、僕は使い勝手や評判などから「Procreate」というアプリに乗り換えました。

参考:Adobe モバイルアプリの歩き方 1. お絵描きアプリ編 | Adobe Creative Station

Adobe Lightroom:写真現像アプリ

Adobe Lightroom

続いて、写真現像アプリの「Lightroom」です。

写真現像アプリというと分かりにくいかもしれませんが、「画像を一括で管理して加工するアプリ」と考えると分かりやすいと思います(Photoshopは一枚ずつ加工です)。

MacOSやiOSだとちょうど「写真」(アプリ名です)にあたるものです。

賛否が分かれるところですが、MacOSではLightroomをメインに使っている人が多いようです。

iOSは基本的に「写真」に画像が保存されるため「写真」をメインにしつつ、画像を加工するときはLightroomでやるというのがよいでしょうか。

実は僕はLightroomは使いはじめたばかりなのでイマイチ活用できていないんです…。

Adobe Spark Post:投稿するためのアプリ

Adobe Spark Post

そして、冒頭に出てきたSpark Postです。

Spark PostはSNSなどに投稿するイケてる画像をサッと作れるアプリです。

この「Spark」シリーズは用途によっていくつか用意されています。

  • Spark Page:ページ
  • Spark Post:画像
  • Spark Video:動画

似たものだと「Adobe Comp CC」がWebのカンプデータを作るものになります。

Spark Postを使うと用意した画像をTwitterやInstagramといったSNSに投稿したときに映えるような画像加工がすぐにできます。

僕が使ったものだと「Thicket」の紹介記事で使った画像がSpark Postを使ったものです。「アプリのアイコンの絵を描くのも…」と思った苦肉の策です(笑)。

「Thicket」iPad(iOS)で使える飛び道具にぴったりのノイズ系シンセサイザー

2017.10.11

Adobe Capture:素材作成アプリ

Adobe Capture

「素晴らしい!」というレビューが多数あるのがCapture(キャプチャ)です。

Captureは画像をパターンにしたり、画像から3Dマテリアルを作成したりという、まだまだ能力が未知数のスゴいアプリです。

おそらく現時点のAdobeアプリの中でもっとも注目されるであろうアプリだと思います(誰か使いこなしたら教えてほしいくらいです)。

Adobe Premiere Clip:動画作成アプリ

Adobe Premiere Clip

これまで画像を中心にしたアプリを紹介しましたが、最後はPremiere Clipです。

PremiereはAdobe CCの動画制作ソフトです。そのアプリ版です。

個人的にはデスクトップ版とアプリ版でもっとも性能に差が大きいと思うのですが、簡易動画を作るだけなら十分に使えます。

または「Premiere Clipで作ってみた」という縛りを作るのも良いかもしれません(好きです)。

音楽系のアプリはまだない

画像、動画ときたら気になるのが音楽ですが、Adobeのモバイルアプリには音楽アプリはありません。Adobeの音楽ソフトといえば「Audition」(オーディション)というものがあります。

ただ、こちらはいわゆる「作曲」というより、映像作品に付ける効果音(SE)などを得意とするソフトになっています。

音楽系はApple Logic Pro、Ableton Liveなどが有名です。

もし、DAW(Digital Audio Workstation/音楽制作ソフト)にもAdobeが入ってきたらどうなるのだろうとちょっと期待してしまいますね。

今日のまとめ

iOSで使えるAdobeの主要アプリを紹介しました。

ここ数年でモバイルアプリでできることは大幅に進化しています。ということで、僕も最近は画像系は「iOS縛り」というルールで作るようにしています(といっても素人ですが)。

どれも無料で使えるので、ぜひダウンロードして新しい使い方を見つけてくださいね!