ちきりん『ゆるく考えよう 人生を100倍ラクにする思考法』自分の基準を持つ大切さ

ゆるく考えよう 人生を100倍ラクにする思考法

社会派ブロガーちきりんさんによる著作『ゆるく考えよう 人生を100倍ラクにする思考法』。

歯を食いしばってでも苦しいことをやった方が良い。日々の生活の中でそう思うようになってきたら、一度本書を読んでみるのもオススメです。

日本には「良薬口に苦し」ということわざがあり、まるで「つらいこと=価値があること」のようにいいたがる人がいます。けれど、論理的に考えれば一番いいのは「楽しくて、ラクで、価値があること」であり、まずはそれを目指すべきではないでしょうか。

冒頭の文章を読んで「ハッ」と思った方は要注意。ちきりんさんの考え方を覗いてみましょう。

 

ゆるく考えよう 人生を100倍ラクにする思考法

ちきりんさんの『ゆるく考えよう 人生を100倍ラクにする思考法』は、全5章で構成されています。

  1. ラクに生きる
  2. 「自分基準」で考える
  3. 賢く自由に「お金」とつきあう
  4. 仕事をたしなみ、未来をつくる
  5. ストレスフリーで楽しく過ごす

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多数派が正しいわけではない

1章「ラクに生きる」を読み始めると、「目標は低く持ちましょう!」「人生は早めに諦めよう!」などと、これから「頑張るぞ!」と思っていた人にとっては拍子抜けしてしまうことも少なくないと思います。

事実、僕自身もひょんなことから「やっぱり世界って広いな」と思っていたところに「このくらいでいいんだよ」と読んでしまったため「アレレ」となってしまいました(笑)

ただし、多数派についてこのような記述があります。

「俺は世の中と同じことをしているのに、なぜ、お前は人と違うことをするのか?」と聞く。こう考えるとちょっと恥ずかしくなったりしませんか。そして、あなたが「少数派」の人でも思い悩む必要はありません。

そして、「結婚している方へ」「大学へ進学した方へ」「働いている人へ」疑問が投げかけられます。ひとつ「働いている人へ」を見てみましょう。

世の中の大半の人が働いていない世の中でも、あなたは働きますか?

 

人生の先輩の助言は、聞くべきなのか

会社だけでなく、学校においても「先輩」は存在します。彼らの言うことを聞くべきなのかどうなのか。僕はこういうのがあまり得意ではないというのも、就職をしていない理由のひとつです(もちろんそれだけではないけれど)。

ちきりんさんはこのように述べています。

人生の先輩たちが仕事選びや子供の教育などについて何かもっともらいしことをいってきても、若い人はそれを聞く必要はおそらくありません。でも「人間として、人との関わりにおいてどう生きるべきか」という話であれば、それには謙虚に耳を傾けましょう。そうすれば、取り返しがつかなくなってから後悔することを避けられます。

前者については、「違う時代」を生きる以上、アドバイスにならないだけでなく害になることもあるといいます。反対に後者については、「感情や心」は変わらないといいます。すごく納得しました。

 

貯蓄が増えない理由と、体重が減らない理由

3章ではお金について語られます。ちきりんさんは仕事も「お金」が専門(元・証券会社勤務)なので、このあたりはとても的確です。

「家」「保険」「情報商材」など、世間に蔓延る「お金」について持論を展開します。そして、僕もほとんどが同じ意見を持っていました(同じことが良いという意味ではありません)。

その中で興味深いの「お金」と「体重」についての言及です。ちなみにこれも僕も同じ考えを持っています。

まず、貯蓄を増やす方法は以下の3つです。

(1)収入を増やす

(2)支出を減らす

(3)資産を運用する

ダイエットも全く同じです。やせるには3つの選択肢しかありません。

(1)食べない(摂取カロリーを減らす)

(2)動く(消費カロリーを増やす)

(3)筋肉をつける(基礎代謝の高い体になる)

「太った体」や「痩せた体」を意識的に作っている人は除外します。しかし、「痩せたいのに痩せられない人」と一緒に仕事をするのは、どこか怖いのです…。

 

「ゴールドカラー」の登場

4章では「仕事」について語られます。恥ずかしながら僕は初めて知ったのですが、「ブルーカラー」「ホワイトカラー」に続いて、「ゴールドカラー」というものがあるようです。

次にゴールドカラー層が出現します。その特徴は「人生における移動距離が圧倒的に長いこと」です。

もうひとつ、彼らは「誰にも使われない人」です。ゴールドカラーの人は、形式的には会社に雇われていても、自分で主体的に仕事を選び頻繁に転職します。ときには自分で会社をつくりもします。日々の仕事も自ら判断しながら進め、成果のみで評価されます。自分の上司は自分である、という人。これがゴールドカラーのふたつの目の特徴です。

これを読んで真っ先に思いついた人が高城剛さんでした(移動距離長い/笑)

 

旅の効用

5章は「生きること」、いわゆる「ライフ」について書かれています。ちきりんさんは旅行好きとしても知られています。なぜ旅行をするのか。このように答えています。

なぜこんなに海外に旅行するのかといえば、外国に行くと「自分がいかにつまらない存在か」ということを思いださせてもらえることが多々あるからです。

僕も2017年の目標のひとつが旅行の規模を広げることです。これまで国内を中心に旅行していましたが、そろそろ海外を中心にしようと思っています。

 

今日のまとめ

ちきりんさんの『ゆるく考えよう 人生を100倍ラクにする思考法』を紹介しました。お金、仕事、そしてすべてを包括する生き方について「ゆるく考える」ちきりんさんの考え方を知ることができます。破天荒ではなく、分相応に生きることが大切という姿勢がとても共感できるのでした。