クリス・アンダーソンの著書から学ぶこれからのこと

Photo by Christopher Michel

僕が仕事をする上で「スゴい!」と思う人のひとりに、元WIRED編集長のクリス・アンダーソン(Chris Anderson)さんがいます。

彼は『ロングテール(Long Tail)』や『フリー(FREE)』などのベストセラーを書いているので、知っている人も多いはずです。

書いた通りに世の中が流れるという「先見の明」は注目に値します(もっとも世の中の流れを書いているという意見もあると思いますが)。

ここではクリス・アンダーソンさんについて復習し、僕たちが今後どのように進んでいけば良いのか考えていきたいと思います。

 

クリス・アンダーソンの略歴

最初にクリス・アンダーソンさんの略歴を見てみましょう(Wikipediaのお世話になります)。

1961年生まれ。

2001年〜2012年まで米『WIRED』の編集長を務める(40〜51歳くらいでしょうか)。

2006年、『ロングテール』発売。

2009年、『フリー』発売。

2009年にはドローン会社「3D Robotics」を設立しています。

現在はWIREDの編集長を引退し、3D Roboticsを経営しています。

 

クリス・アンダーソンの著作

クリス・アンダーソンさんの著作には次の3冊があります。

  1. ロングテール(2006年)
  2. フリー/FREE(2009年)
  3. MAKERS21(2012年)

それではひとつずつ見てみましょう。

 

ロングテール

クリス・アンダーソンは、2004年に「Long Tail」という言葉を『WIRED』に登場させたといいます。ちょっと前の言葉だとは思っていまいたが、こんなに前からあったとは初めて知りました。

I’m Chris Anderson, editor-in-chief of Wired Magazine. I wrote The Long Tail, which first appeared in Wired in October 2004 and then became a book, published by Hyperion on July 11, 2006.

About Me

引用元を見ると分かるように、Amazonなどはこの「ニッチ」を網羅することで成功した代表例になります。「デジタルなら在庫を抱える必要がない」のは当然ですが(正確にはサーバがありますが)、巨大な倉庫を持つことでクリアしたAmazonはスゴいですよね。

 

フリー/FREE

クリス・アンダーソンの著作のなかで特に有名なのが『フリー』ですよね。「フリーミアム」という概念を世の中に浸透させたといっても過言ではありません。

フリーミアム(Freemium)とは、基本的なサービスや製品は無料で提供し、さらに高度な機能や特別な機能については料金を課金する仕組みのビジネスモデルである。

フリーミアム – Wikipedia

基本機能は無料で提供して、「かゆいところ」が有料のサービスが「フリーミアム」だと思って間違いありません。無料のスマホゲームもこのビジネスモデルですね。

「ビット(情報)はフリーになりたがる」というコピーが印象的でした。

ただし、現在はインターネットサービスの参入障壁が下がったことによって、「「ネットビジネス」の終わりの始まり」と言われるようにもなりました(この言葉を使ったのは冨山和彦さんです)。

冨山和彦さんの著作『AI経営で会社は甦る』を読むと上の思想が分かりやすいので、気になった方は読んでみるのをオススメします。

 

MAKERS21

クリス・アンダーソンさんの著作でなかなか日の目を見ないのが『MAKRES21』です(笑)。

悪いというわけではないのですが、「個人クリエイター」に絞っているため、なかなか一般の人(というと語弊がありますが)には実感がわきにくいのかしれません。

ただ、「何か作ってみたい」「いつかは会社員を辞めたい」(会社を辞めることが良い悪いは別として)と思っている方には、価値ある一冊になっています。

今は、ラップトップコンピュータ(いわゆるノートパソコン)一台あればなんでもできる時代です。文章を書くことはもちろん、絵を描くことも、音楽を作ることも、画像編集、動画編集もなんだってできます。

そうして自分の得意分野で活動すれば立派なクリエイターの仲間入りです。プラットフォームは資金力のある企業が作るので(日本だとDMMなどが有力ですね)、僕たちは作品を作ることに没頭しましょう。

 

 

3D Robotics

といったように、書く本が世の中の流れを上手く捉えているなという印象を受けます。

そんなクリス・アンダーソンさんは、現在は「3D Robotics」というドローン会社を経営しています。最近はDJI(中国のドローン会社)に押され気味ですが…。

時代の流れを上手く捉える(描写する)クリス・アンダーソンさんがはじめたということは、今後はドローンの流れが強まるのでしょうか。

現在、世界のドローンのシェアは3社が競合しています。

  • 3D Robotics(アメリカ)
  • DJI(中国/深セン)
  • Parrot(フランス)

ドローン好きで有名な高城剛さんの著作『空飛ぶロボットは黒猫の夢を見るか? ドローンを制する者は、世界を制す』では、クリス・アンダーソンさんにインタビューもしているので、彼のドローン事業について知りたい方は読んでみるのをオススメします。

関連記事:高城剛『空飛ぶロボットは黒猫の夢を見るか? ドローンを制する者は、世界を制す』ブルーオーシャンに魅せられる

また、おなじく高城剛さんがクリス・アンダーソンさんの「多動っぷり」(笑)に言及する記事があります。

高城 『フリー』という本を書いた、クリス・アンダーソンって有名な『Wired』の元編集長がいるんですけど、彼は1つの会議に15分しか出られないから、先月もバークレーで一緒にだったんだけど、もう3つぐらいの会議を並行して回ってる。

僕も割と多動的だからそういうのは気にならないんだけど、普通の人は落ち着かないんですよね。僕はそういう多動症的なものを「多動力」と言い換えてて、今のビジネスマンに必要なのは瞬発力より「多動力」のほうだと思う。どんどん移っていく力。

高城剛氏が語る! ストレスフリーでハイパフォーマーになる方法

関連記事:高城剛『多動日記』「タイトルも中身も差別的である」と出版を断られた一冊

 

今日のまとめ

クリス・アンダーソンさんからこれからのことを考えようと思って記事を書いてきました。

今後、僕たちにとって必要なのはこの「多動力」が必要なのかもしれません。高城剛さんも本を書いて、堀江貴文さんも書いていますよね。

「副業」なんてダサい言葉は使わずに、「ひとりでたくさんの仕事をやってもいいじゃん!」と僕も思います。そもそも社内で多数のプロジェクトに参加している人は山のようにいるはずです。

今日からブログを書きはじめるのもよし、動画を撮ってYouTubeにアップロードするのもよし、自分がやろうと思ったことをトコトンやってみましょう。