藤田晋『藤田晋の成長論 ブレずに、逃げずに、成長し続けるための50のメッセージ』すごく普通だけど、実は忘れがちな大切なこと

藤田晋の成長論

仕事はギリギリに終わらせて達成感を味わうのではなく、淡々とこなす方がスゴいと考えています。そして、その中で少しずつ成長をしていくイメージを持っています。

多くの仕事は、短期決戦の夏の甲子園やサッカーのワールドカップとは違い、365日が淡々と続くもの。その中で数少ないチャンスをどうものにしていくか。そのためには、自分の可能性を信じ、日頃から高い意識を持って働きながら、自らを成長させ続けていかなければなりません。どこかで歩みを止めてしまうと、当然そのチャンスをつかみ損ねます。

サイバーエージェント代表取締役社長CEO 藤田晋さんの著作藤田晋の成長論 ブレずに、逃げずに、成長し続けるための50のメッセージ』の冒頭文の一節です。この「淡々と続くもの」というのがスッと入ってきました。

ということで、今回は「日経ビジネス Associe」で連載されている「渋谷ではたらく社長のキャリアアップ塾」(現・(現・「藤田晋の成長論」)をまとめた『藤田晋の成長論』を見ていきましょう。

 

『藤田晋の成長論』

本書は全5章で構成されています。

  1. 成長を続けるためには
  2. コミュニケーション力を高めるには
  3. 折れない心を作るには
  4. アイデアを実現するには
  5. 本物のリーダーになるには

ちなみに本書はかなり前に読んだもので、現在は手元にはありません(汗)

撮影をしようと思ったのですが電子書籍版も発売されていなくて…

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「結果がすべて」の心構えこそ大事

これは藤田晋さんがよくいう言葉ですよね。

第1章「成長を続けるためには」には、改めて身を引き締めたくなる言葉がたくさん収録されています。

姿勢やプロセスを評価してもらおうと思ってはいけません。そんなことなど考えずに、ただひたすら目標に向けて邁進することが、結果的に姿勢やプロセスまで評価してもらうことにつながります。そういう人は、目標に届かなくても周囲がその仕事ぶりを見ていて、いずれどこかでその努力が実を結ぶでしょう。

たとえば最近よく聞く「意識高い系」という言葉も、仕事の結果ではなく、プロセスを見てもらいたい気持ちが前面に出てしまっている結果です(僕の周りにもいますが)。

もちろん結果は出ることなく、淘汰されていく(次第に評価が下がっていく)ように見えます。

 

自慢を慎み、勘違いされる言動も控える

第2章は「コミュニケーション力を高めるには」。まさに僕がもっとも苦手とする分野です。会社というところで働いているビジョンが浮かばず、ズルズルと今まで来てしまいました。

最近でこそオフィスにお邪魔して働く機会も増えましたが、やはりけっして得意ではないと思います(笑)

仕事で大きな成果を上げると、人は自慢したくなります。苦労したうえで勝ち取った成功であれば、なおさら自慢したくなるでしょう。その気持ちは分かりますが、度が過ぎると、”ウザイ存在”として煙たがられ、次第に職場で浮いていきます。「あの人は仕事はできるけど性格がね…」という悪評が広がると、出世にも響きます。やはり自慢は、「百害あって一利なし」です。

僕が現在伺っている会社は、フリーランスのライターさんたちが多く集まるのですが、そこでまさに同じことが起きています。みんなが思っていたことが爆発すると、一気に悪評が広まるのです…

 

圧倒的な強みを持つまで弱みは見ない

第3章「折れない心を作るには」では、何かあったとき、何か起きたらどうしようというときに持っておきたい心構えが書かれています。

最優先すべきは、自分の強みを”徹底的”に伸ばすこと。「これなら絶対に負けない」という強みをまず作る。そうすれば、周囲から自然と認められ、信頼されます。当然、自信もつきますし、モチベーションも上がるので、もっと頑張ろうと努力します。この好循環が成功速度を飛躍的に上げます。

個人的に盲点でした。本文の言葉を借りると「英語」や「プログラミング言語」などの弱みを今見るのではなく、まずは強みを作ることが大切だとあります。

「絶対に負けない」なかなか難しいですね…(笑)

 

どんな会議にも主体的に参加する

第4章「アイデを実現するには」は、特に会社などの組織に属している方必見のないようです。とはいうものの、僕も会議などに参加することはあり、反省点も多くありました。

意見が飛び交う会議中に思いついたアイデアは、様々な事情を加味した質の高いアイデアになることが多い。会議中のアイデアは、その場で参加者の意見が得られるため、ブラッシュアップも容易です。つまり、会議中に思いついたアイデアは、問題点やリスクまで考慮した実現可能性の高いアイデアになるわけです。

そんな会議が苦手なひとりです(笑)。藤田晋さんも、長い会議は苦手だったというものの、毎日8件ほどの会議をこなしているのだとか。

 

実は忘れがちな大切なこと

さて、第5章「本物のリーダーになるには」は、今の僕には実感がわかないため、あとがきを引用します。

私の著書は「すごく普通のことが書いているけど、実は忘れがちな大切なことが書かれてある」とよく言われます。これはとてもうれしい感想です。奇をてらった逆説的なタイトルや内容で目を引かせることが多いビジネス書の中では、当たり前のことを綴っているのが珍しく思うかもしれません。

けれども、実際のビジネスの現場は、奇をてらった手法の多くは通用しません。むしろ”王道”の積み重ねなのです。そういう意味で本書は、今の時代に必要な成長論を真正面から捉え、まとめました。

本書は、普通だけど忘れがちなこと、前述のように身を引き締めたくなる言葉が多いのが特徴です。本書だけに限らず、藤田晋さんの著作はこの傾向が強く感じます。だから好きというのもあります。

ひとつ要望を出すと…Kindle化してほしいです(笑)