えりちん『描かないマンガ家』やらないことに理由を作り、仲間と群れて安心する

描かないマンガ家

進化し続ける漫画業界に新たなマンガ家が現れた。“描かないマンガ家”である!絶対にハズさないマンガ家・器根田刃(きねだ・やいば)先生のNEVER STARTING STORY!!

漫画専門学校に通う行動できない「自称 漫画家」を痛烈な皮肉で描いたえりちんさんの『描かないマンガ家』。

このタイプの人は、漫画に限らず、どの世界にも一定数存在します。

  • 漫画を描かずにサインをひたすら練習している
  • 他人の成功を理由を付けて否定する
  • 仲間が自分より業界へ一歩近付いていく事が何より面白くない

作者のえりちんさんについて調べてみると、土田世紀さんのアシスタントをしていたことがあるんですね!

本作はヤングアニマルDensiで第1話、最新話が読めます。

 

主人公・渡辺勇大(自称 漫画家 26歳)

本作の主人公は渡辺勇大(わたなべ・ゆうだい)、自称 漫画家の26歳。

親に学費(年間140万円)を出してもらいながら漫画専門学校に通っています。

本名のアナグラムで「器根田刃(きねだ・やいば)」というペンネームを作ってはサインを練習するのですが、いかんせん漫画を描くことはありません。

同級生がデビューをしたと聞いては、何かと理由を付けて否定し、仲間と安心する日々を過ごしています。

 

あの学校、漫画を描かない人間じゃないスか

ある日、漫画デビューが決まり専門学校を辞めることに決めた同級生・小沢啓介と食堂で会います。

「学費が年間140万円もかかるから辞めるのはもったいない」と主張する渡辺(本人は親が支払っている/笑)に対し、小沢は「卒業や課題や資格はどうでも良かった」と発言します。

それでも「漫画家目指してる友達と繋がりを持っていた方が良い」という渡辺に一言…

「目指してる」って…

あの学校…

漫画を描かない人間の巣窟じゃないスか

学校を目的を達成するための手段のひとつとしている小沢と、学校で仲間と群れて安心する渡辺が対比されています。

 

実践的なアシスタント経験

また、同級生の女子・長妻志穂が漫画家のアシスタントになったことも面白く思いません。

  • 自分の漫画を描く時間が無くなる
  • 薄給
  • 使い捨てられるだけ

大体 何で自分と実力の差が無い漫画家に使われなきゃなんねーんだっつーの!?

さまざまな言い訳で保身をします。

一方、長妻はアシスタントのメリットをあげています。

将来 連載持つようになった時

アシさんの使い方とか進行の流れとか

今の内にシステム管理は知ってて損はないでしょ

学校で言われた事こなしてるだけよりすっごく勉強になるよ!

これもまた行動力がある人とない人の差が如実に分かるエピソードです。

 

Twitterで感想を探してみました

『描かないマンガ家』の感想をTwitterで探してみました。

 

今日のまとめ

何かと理由をつけて動かない人を強烈に皮肉った『描かないマンガ家』。どんなに理由を作っていたって動かなければ何も始まりません。そして、不器用でも失敗しても動いた人だけが結果を得ることができるのです。このことを大切にしたいと思います。

※2017年5月24日までの期間限定無料で配信されています。