小西史彦『マレーシアの大富豪の教え』「持たざる者」ならリスクを負ってみよう

マレーシアの大富豪の教え

先月、クアラルンプール(マレーシア)に行ったということもあり、関連書籍として気になった一冊です。

最初、「怪しいものかな…」と思っていたのですが(本当にごめんなさい)、そんなことはまったくなく、いかに基本を大切にするかが書かれていました。

ということで、小西史彦さんの初めての著作(実際は編集者による語り下ろしです)『マレーシア大富豪の教え』を紹介します。

 

小西史彦さんの生い立ち

本書は、マレーシアで事業を興した小西史彦さんの教えが書かれています。

そこで、小西史彦さんの生い立ちをかんたんにまとめたいと思います。

小西史彦(こにし・ふみひこ)

1944年生まれ。

1966年東京薬科大学卒業。日米会話学院で映画会話を学ぶ。

1968年、明治百年を記念する国家事業である「青年の船」に乗りアジア各国を周り、マレーシアへの移住を決意。

1973年、マレーシアのペナン島で、たったひとりで商社を起業(現テクスケム・リソーセズ)。

2007年、マレーシア国王から、民間人では最高の貴族の称号「タンスリ」を授与。

ここまで読むと「スゴいな」「いいな」と思う方もいるかもしれません。

しかし、いかにして「青年の船」に乗ったか、それから起業までの5年間、起業からの30年以上の年月の苦労はこれだけではわかりません。その内容が本書に書かれています。

 

関連記事

本書を出版したダイヤモンド社のメディア「ダイヤモンド・オンライン」には、小西史彦さん関連の記事が多数掲載されています。

本を読む前に概要を知りたい方は読んでみるのをオススメします。

  1. 「無一文」から「大富豪」になった人物が語る成功の秘訣は「誰にでもできること」だった
  2. 【マレーシア大富豪の教え】成功したければ「誰もいない場所」で戦いなさい。
  3. 「平凡な人間こそリスクを冒すべきだ」マレーシア大富豪が語る成功の教え
  4. ビジネスにおいて、 解決不能な問題はない。
  5. 平凡な人間も、熱中すれば必ず「非凡」に至る
  6. 「“下働き”こそ最強の戦略」と マレーシア大富豪が断言する理由
  7. 「投資」される人材になる、たったひとつの鉄則
  8. “幸運な人”と“不運な人”を分けるのは「これ」だ
  9. “成功する人”と“失敗する人”は、 「これ」を見れば分かる
  10. 成功し続ける人は、「損得」ではなく「○○」を判断基準にしている

「持たざる者がビジネスで勝ち抜く「成功の秘訣」」

  1. 能力がない奴は「数」で稼げ。数を重ねれば平凡も非凡になる
  2. 日本企業は「常識的な世界」の常識しか知らないから弱い
  3. 能力の差ではない!ビジネスで成功する「世界共通の法則」

2017年6月3日現在

 

マレーシア大富豪の教え

本書は全5章で構成されています。

  1. 「持たざる者」の武器
  2. 「幸運」をつかむ秘訣
  3. 「人生の背骨」をもつ
  4. 人生は「下」から始める
  5. 人生の成功とは何か?

 

「持たざる者」の武器

「持たざる者」であることが、自分にとっての最大の強みであることに気づいたのです。「持たざる者」であるがゆえに、たとえ失敗したとしても失うものが何もない。だからこそ、ハイリスクが取れる。これは「持たざる者」の最大の武器だと気づいたのです。

当時、出来上がっていた日本を離れ、マレーシアを選んだのはこれが理由です。

今は東南アジアは急速な進化を見せています。反対にこれから「持たざる者」としてリスクを取るなら、やはりアフリカ大陸でしょうか。「無茶な…」と思われるところにこそ勝機があるのかもしれません。

 

「幸運」をつかむ秘訣

大事なのは、ツイてないときは勝負を控えて、じっと「嵐が去る」のを待ち、ツキが回ってきたときに攻め切ること。負けるのは、これができない人です。ツイてないのに、我慢できずに大きく振り込んで大負けしてしまうのです。

ここでは、麻雀の「ガメル」を例に解説もしています。ちなみに小西史彦さんは、シンガポールの靴業界でのビジネスで当てることで、資金を作ったといいます。

 

「人生の背骨」をもつ

しっかりとしたバクボーンをもっている人は、仕事がぶれません。あらゆるビジネスには逆境がつきものですが、そんな局面でもバックボーンをもつ人は、自分の原点に立ち返ることで軌道修正をすることができるのです。

ここでは「バックボーン」とは「実力があるか否か」を指しています。

 

人生は「下」から始める

自分が周りの人々に認めてもらえない経験をイヤというほどしてきました。だからこし、いま「下」にいる人の気持ちも手に取るようにわかる。そして、自然と彼らと人間関係をつくることができるのだと思うのです。

本書にもあるように、小西史彦さんはそれは大変な経験をしてきたことがわかります。

僕もこれらの「下」は痛いほど分かるなと…。

 

人生の成功とは何か?

どんなに苦しい状況に置かれても、ネガティブな感情に飲み込まれるのではなく、そのときの最大の知恵を絞り、最大限の努力をする。常に、明るいほうへと顔を向けて歩きつづける。そんな生き方ができれば、きっと自分の人生に満足できるに違いありません。

まさに本書を代表する言葉です。

 

今日のまとめ

かなりの記事がダイヤモンド・オンラインに公開されているので、概要はそれらを読むのをオススメします。そして、「小西史彦さんはどんな人生を歩んできたんだろう」「もっと知りたい」と思ったら、本書を読んでみるのが良いでしょう。個人的にはとても好きな一冊です。