【このマンガがすごい!2017】オトコ編の1位は『中間管理録トネガワ』ほか、まとめ

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Photo by Carmen Alonso Suarez

毎年、年末になると楽しみなのが「このマンガがすごい!」です。一年の総まとめとして、今年はどんなマンガが流行っていたのか、見逃したマンガはないかチェックするのに最適なランキングといえます。

宝島社から発表される「この◯◯がすごい!」は年々注目度が増していますよね。最近では「このライトノベルがすごい!」に加えて、「このBLがヤバイ!」まで増設されました。

今回は「このマンガがすごい!2017」からオトコ編のランキングを見てみましょう。僕もさっそくネットカフェに行って全部読んできました!

歴代受賞作品はeBookJapanに掲載されています。

 

1位:中間管理録トネガワ/萩原天晴, 福本伸行, 橋本智広, 三好智樹

帝愛グループ会長・兵藤和尊(ひょうどう・かずたか)の命で、債務者たちによる「死のゲーム」の企画を任された幹部・利根川幸雄(とねがわ・ゆきお)!! 早速、企画会議を開く利根川を待っていたのは、受難…!! 煩悶…!! そして絶望…!! 会長と黒服の間で苦悩する利根川を描く、悪魔的スピンオフ、始動……!!

1位は、『月刊ヤングマガジン』(講談社)で連載中の『中間管理録トネガワ』。絵柄を見ても分かるように、あの「カイジ」のスピンオフ作品です。スピンオフだけあり、本編とは異なりギャグ要素が強くなっています。ちなみに福本伸行さんは漫画ではなく「協力」です(違和感ないのがすごいです)。

 

2位:私の少年/高野ひと深

スポーツメーカーに勤める30歳、多和田聡子は夜の公園で12歳の美しい少年、早見真修と出会う。
元恋人からの残酷な仕打ち、家族の高圧と無関心。
それぞれが抱える孤独に触れた二人は互いを必要なものと感じていく。
この感情は母性? それとも――。

2位の『私の少年』は、コミック総合サイト「pixivコミック」で連載されるな否や圧倒的な人気となった作品です(と書いたものの僕も今回初めて知ったのですが)。最新作はpixivコミックでも読むことができます。

 

3位:ファイアパンチ/藤本タツキ

『氷の魔女』によって世界は雪と飢餓と狂気に覆われ、凍えた民は炎を求めた──。再生能力の祝福を持つ少年アグニと妹のルナ、身寄りのない兄妹を待ち受ける非情な運命とは…!? 衝戟のダークファンタジー、開幕!!

3位の『ファイアパンチ』は、集英社のウェブマンガ配信サイト「少年ジャンプ+」で連載中です。まずは無料で公開して、人気が出たら単行本になるというのが、最近の流行なのでしょう。

 

4位:パンティストッキングのような空の下/うめざわしゅん

時は21世紀初め、高校生の三上とひろしは待ち望んでいた。平凡で幸福な人生と、テポドンの襲来を…!(パンティストッキングのような空)
12年後、ヘイトとポリティカルコレクトネス蔓延る現代日本で、おっさんとなった三上とひろしは今度こそ平凡で幸福な人生をつかむことが出来るのか!?(平成の大飢饉予告編)

”永遠の夏休み”を生きる少女との不思議な出逢いを描いた「いつ果てるとも知れぬ夏の日」、過去に性犯罪を犯したロリコン男の絶望と再生の物語「唯一者たち」など9つの読切りを収録。

2001年から2015年にわたる、うめざわしゅん15年の軌跡を描く傑作短編集。
450頁の超特大ボリューム‼

4位は、うめざわしゅんさんの短編集『パンティストッキングのような空』(特設サイト)。最近の売れ線マンガに退屈していた人 に退屈していた人にぴったりの作品です。僕は今回の読んだ作品でいちばん好きでした。内容は過激ですが、そのうちまとめたいなと思っています。

 

5位:ゴールデンゴールド/堀尾省太

福の神伝説が残る島・寧島で暮らす中2の少女、早坂琉花。ある日、海辺で見つけた奇妙な置物を持ち帰った彼女は、ある「願い」を込めて、それを山の中の祠に置く。すると、彼女の目の前には、“フクノカミ”によく似た異形が現れた――。幼なじみを繋ぎ止めるため、少女が抱いた小さな願いが、この島を欲望まみれにすることになる。

5位は、月刊「モーニング・ツー」(講談社)で連載中の『ゴールデンゴールド』。講談社のマンガが読めるWebコミックサイト「モアイ」で試し読みすることができます。

 

6位:ダンジョン飯/丸井諒子

九井諒子、初の長編連載。待望の電子化! ダンジョンの奥深くでドラゴンに襲われ、金と食料を失ってしまった冒険者・ライオス一行。再びダンジョンに挑もうにも、このまま行けば、途中で飢え死にしてしまう……。そこでライオスは決意する「そうだ、モンスターを食べよう!」スライム、バジリスク、ミミック、そしてドラゴン!! 襲い来る凶暴なモンスターを食べながら、ダンジョンの踏破を目指せ! 冒険者よ!!

2016年の1位に輝いた『ダンジョン飯』が、引き続き人気を見せています。RPGに出てくるごはんを食べるというこれまでありそうでなかった作風が衝撃的でした。こちらは『ハルタ』(KADOKAWA)で連載されています。ちなみに作者さんの読み方は九井諒子(くい・りょうこ)さんです。

 

7位:3月のライオン/羽海野チカ

その少年は、幼い頃すべてを失った。夢も家族も居場所も──。この物語は、そんな少年がすべてを取り戻すストーリー。その少年の職業は──やさしさ溢れるラブストーリー。

もはや説明不要の『3月のライオン』が7位に入りました。2007年から『ヤングアニマル』(白泉社)にて連載開始。調べてみると、「このマンガがすごい!」には2009年(第4位)、2012年(第5位)に入っています。

 

8位:ドリフターズ/平野耕太

A.D.1600天下分け目の関ヶ原・・・敵陣突破の撤退戦”島津の退き口””捨てがまり”で敵将の首を狙うは島津豊久!生死の狭間で開いた異世界への扉・・・

月刊漫画雑誌『ヤングキングアワーズ』(少年画報社)にて連載中の『ドリフターズ』が8位にランクインしました。本作もいろいろなところで見かける人気作品です。

 

9位:兎が二匹/山うた

外見は20代の女性ながら、398年も生き続けている不老不死のすず。彼女の日課は、同居している19歳の青年・サクに自殺を手伝わせること。サクは死んだはずのすずが目を覚ますたびに、すずと一緒に生きていきたいと懇願するが、辛い記憶を背負った彼女は、ある日確実に死ぬ方法を思いつく―――。注目の新鋭作家が綴る、死にたくなるほどすれ違い想い続ける永遠の愛の物語。

9位は『月刊コミック@バンチ』(新潮社)で連載されていた『兎が二匹』(全2韓)。変わった絵柄だなぁなんて思いながら読んでいました。

 

10位:マンガ サ道~マンガで読むサウナ道~/タナカカツキ

苦手だったサウナの、「本当」の気持ち良さを偶然知ってしまった“運命の一日”を境に、すっかりサウナ中毒になってしまった「私」。通い詰める内、確実に気持ち良くなれるサウナの入り方があることに気づいて…。「快感」をどこまでも追い求めるオトナ達の、新時代サウナの入門書! 描きおろし番外編&昇天確実な全国サウナリスト50も収録。ハマれるものがあると、人生は、楽し~~~い!!

10位はレポものの『マンガ サ道~マンガで読むサウナ道~』。『モーニング』(講談社)で月イチで連載中です。個人的に、今後はこのようなタイプのマンガ(物語だけではないもの)が支持されるのかななんて思っています。

 

11位以下の作品

11位:僕たちがやりました/原作:金城宗幸, 漫画:荒木光

12位:推しが武道館行ってくれたら死ぬ/平尾アウリ

13位:重版出来!/松田奈緒子

14位:AIの遺電子/山田胡瓜

15位:双亡亭壊すべし/藤田和日郎

16位:ど根性ガエルの娘/大月悠祐子

17位:ワールドトリガー/葦原大介

18位:ディザインズ/五十嵐大介

19位:灼熱カバディ/武蔵野創

20位:盆の国/スケラッコ