『徹夜しないで人の2倍仕事をする技術三田流マンガ論 ─三田紀房流マンガ論─ 』どの仕事にでも応用できるスゴい本

徹夜しないで人の2倍仕事をする技術三田流マンガ論 ─三田紀房流マンガ論─

ミュージシャン、作家、マンガ家など、「職業」には世間一般のイメージがあります。

マンガ家だったら「徹夜をする」「締め切りにルーズ」といったものがあるでしょうか。

『インベスターZ』の著者である三田紀房さんはこのように言います。

私の持論は、そんな”一般的なマンガ家像”とはかけ離れている。「徹夜はしない。でも締め切りは守る」「企画を考えない」「マンガ家になったのはお金のため」。

僕が大好きな森博嗣さんも「お金のため」と書いているのが興味深いところです。

今回は、マンガ家を目指す人はもちろん、別の職業に就いている人にも参考になる点が多数書かれている三田紀房さんの『徹夜しないで人の2倍仕事をする技術三田流マンガ論 ─三田紀房流マンガ論─ 』を紹介します。

 

徹夜しないで人の2倍仕事をする技術三田流マンガ論

本書は全10章で構成されています。

  1. 仕組みを作れば徹夜はなくせる
  2. 締め切りを絶対に破らない!目指すのは「日高屋」のようなマンガ家だ
  3. クリエイターは「凄い」人たちではない。ただ「やった」人間だ!
  4. 面白い企画を支える「針の穴」理論
  5. 成功するには、あえて「空席」を狙え
  6. ストーリーとは。「対立」とその「解決」である
  7. どうせやるならトップを目指せ!
  8. ベタな表現を恐れるな!
  9. アイデアは考え出すものじゃない
  10. マンガを描き続けることが最優先 些末なこだわりは持たない

こうやって目次を読むだけでもウキウキしませんか?

また、本書は読みやすいビジネス書のように、章ごとにポイントが記載されています。ポイントから読んで気になる章があったら、中身を読んで具体的な方法を知るという方法も良いでしょう。

僕は「徹夜」もしなければ、「締め切り」をやぶることもないので、1章はごく当たり前のことだと思っています(寝なければ仕事ができない派です)。

特に興味深かったのは2章、3章、10章でした。

 

締め切りを絶対に破らない!目指すのは「日高屋」のようなマンガ家だ

  • 「時間をかければいいものができる」という幻想を捨てる
  • 企画段階で「強い構想」があれば迷わない
  • 複雑な手法に手を出さない
  • 商売であるからには、常に「店を開け続ける」

「時間をかけない」というのは堀江貴文さんもよく書かれています。

三田紀房さんは堀江貴文さんと交流があることから(堀江貴文さんは『インベスターZ』にも本人役で出演しています)、考え方に共通点が見られます。

堀江貴文さんは著書『多動力』の中でこのようなことを書いています。

時間をかければクオリティが上がる、真心をこめれば人に伝わるというのは、妄想にすぎない。

そして、三田紀房さんはこのように書いています。

おそらく「時間をかければいいものができる」という思い込みがあるのだろう。しかし、それはごく一握りの天才に限った話であって、私を含むほとんどお人間にとっては単なる言い訳でしかない。

この感覚は常に持っていたいと思います。

 

クリエイターは「凄い」人たちではない。ただ「やった」人間だ!

  • マンガを描くきっかけは「お金」
  • マンガ家は誰でもなれる
  • 結局、「やったやつ」がエライ

意外だったのは、三田紀房さんが初めてマンガを書いたのは30歳になってからという点です。はじめから「お金のため」に書いたと言い切るのも面白いですよね。

前述のように、森博嗣さんも「お金のため」と書いています。

四の五の言わずに、ペンを手に取ればいいのだ。いくら練習を重ねても、マンガを描かないことには世間は何の評価もしないし、そこには一銭の価値も生まれない。

本章は「とにかくやることの大切さ」はもちろん、「口だけでやらない人」への皮肉も感じられます。

 

マンガを描き続けることが最優先 些末なこだわりは持たない

  • 量をこなすために作画を外注する
  • すばらしい手法はためらわずにパクる
  • 何より「マンガを描き続けること」にこだわる

「すばらしい手法はためらわずにパクる」ということも、堀江貴文さんと共通する認識です。

マンガのオリジナル表現や凝った技法、手描きかどうか、カッコよく見られたいという見栄などは、私にとってたいしたことではない。それよりも、連載マンガを描き続けたい。

この「良い意味でプライドを捨てる」というのが大切なのかもしれません。

本書を読んでいると、本当に「堀江貴文さんに似ているな」という印象を持ちます。

 

三田紀房さんの仕事本

三田紀房さんは本書以外にも仕事に対する姿勢を書いた本を発売しています。

ここではリストにまとめました。

どれもKindleで300円くらいなので僕も読んでみたいと思います。

 

今日のまとめ

三田紀房さんの仕事に対する姿勢が分かる一冊でした。「とにかくやろう!」という言葉に背中を押される人も多いと思います。小利口にならず、やりたいことに飛び込んでみましょう。