成毛眞『AI時代の人生戦略』今すぐ「STEAM」を身につけよう

AI時代の人生戦略

「日本人の9割に英語はいらない」など、多くの逆説を唱えてきた成毛眞さん(HONZ代表)。もちろん「反対のことを言ってみたい」というわけではなく、そこには列記とした理由があります。

そんな成毛眞さんが、今、必要だというのが「STEM」です。

今回は成毛眞さんの『AI時代の人生戦略』を見ながら、「STEM」についても学んでいきましょう。

 

AI時代の人生戦略

『AI時代の人生戦略』は終章を含む7つの章で構成されています。

  1. これからはSTEMが必須
  2. STEMとアート(A)が結びつく
  3. ”今ある仕事がない世界”がやってくる
  4. 学校では教えてくれないSTEAMを学べ
  5. マーク・ザッカーバーグはSF小説に発想を得る
  6. 残酷な10年後に備えて今すぐ読みたい本
  7. ゲームで遊ばないような奴に明日はない

どれも成毛眞さんらしい言葉が並んでいますね(笑)

また本書で魅力的なコンテンツのひとつが対談です。

鈴木寛(文部科学大臣補佐官)さん、堀江貴文さんとの対談が収録されています。

朝日新聞デジタルの「AIに使われる側の人間にならないためには「STEAM」が必要」に、PR記事が掲載されています。

 

これからはSTEMが必須

まず、STEMからはじめましょう。STEMとは以下の言葉を並べた造語です。

STEMとは、

サイエンス(科学)の「S」

テクノロジー(科学)の「T」

エンジニアリング(工学)の「E」

マセマティックス(数学)の「M」

―を並べた造語だ。

アメリカのオバマ元大統領がこの「STEM」に力を入れたことをきっかけに、この言葉の知名度が上がりました。アメリカでは、2012年からSTEM人材を100万人増やすことを目標にしており、効果が出るのが2017年頃と書かれています。

 

STEMとアート(A)が結びつく

このSTEMにアートの「A」を加えたのが、STEAMです。

今やアメリカの教育会でSTEMは常識になっているが、これに「A」を加えた「STEAM」という言葉も生まれている。Aはアート(芸術)のAだ。

PerfumeやBABYMETALで使われる「プロジェクションマッピング」の技術のほか、OK Goについても言及があります。

アメリカのロックバンド、OK Goのミュージックビデオ(MV)は、まさにテクノロジーの現状をアートとして見せている。

 

I Won’t Let You Down

ドローンで撮影されたもの。

 

Upside Down & Inside Out

無重力状態の航空機内で撮影されたもの。

この曲スゴくカッコ良いですね!

 

”今ある仕事がない世界”がやってくる

最近よく言われる「仕事がなくなる」。これに関してふたつの文献をあげています。

2013年9月、イギリス・オックスフォード大学のマイケル・オズボーン准教授は、2013年当時から10〜20年の間にアメリカの総雇用者の約47%の仕事が機械に代替されると予測した。

「消える職業・なくなる仕事」のリストは、「オックスフォード大学が認定 あと10年で「消える職業」「なくなる仕事」」に掲載があります。

2015年12月には、野村総合研究所が10〜20年後、今ある仕事の約49%がAIやロボットなどに代替されるという試算を発表した。

こちらは野村総合研究所の「日本の労働人口の49%が人工知能やロボット等で代替可能に」にリストが掲載されています。

 

学校では教えてくれないSTEAMを学べ

STEAMの学び方として、成毛眞さんは読書とテレビをあげています。

独学に最も適しているのは、もちろん読書だ。本は場所を選ばず、自分のペースで読むことができる。まずは1冊、気になっている分野のサイエンス系の読み物を買って読んでみるといい。

途中でわからないところがあっても気にしない。最初の1冊は、とにかく最後まで読み通すことが肝心だ。

この読み方って大切ですよね。人によってさまざまな読み方がありますが、僕も大方同じ方法で読んでいます。

本に加えて、案外とバカにできないのはテレビ番組だ。NHKの番組を中心に、サイエンス系について詳しく、なおかつわかりやすいものが幾つもある。

それらをすべてリアルタイムで視聴するのは難しいだろう。ハードディスクレコーダーに予約録画して、自宅に帰ってきてから1.3倍速で再生するといい。私は実際、そうやって視聴している。

サイエンス系のおすすめ番組として、次の3番組(いずれもNHK)をあげています。

 

マーク・ザッカーバーグはSF小説に発想を得る

こういったSFを読むと、イマジネーションやクリエイティビティが培われるのは間違いない。

Inc.」というサイトが、ビル・ゲイツ(マイクロソフト創業者)、スティーブ・ジョブズ(アップル創業者)、ラリー・エリソン(オラクル創業者)、マリッサ・メイヤー(ヤフーCEO)など、世界の著名な経営者22人の愛読書をまとめて紹介している。

inc.の関連記事は「7 Classic Sci-fi Books That Billionaire Entrepreneurs Love」です。

英文が抵抗ある方は、ライフハッカーの「億万長者の起業家たちが愛してきた古典的SF小説7選」に翻訳が掲載されています。

現在もっとも熱い起業家のひとりであるイーロン・マスク(テスラモーターズ、スペースX)は、『銀河ヒッチハイク・ガイド』(ダグラス・アダムス)をあげています。

マーク・ザッカーバーグ(フェイスブック)は『エンダーのゲーム』(オースン・スコット・カード)をあげています。

 

ゲームで遊ばないような奴に明日はない

VRを最初に実用化したと言っていいゲームを「たかがゲーム」などと侮ってはいけない。

むしろ真っ先にVRのような先端テクノロジーを体感するようでなければ、ビジネスパーソンとして生き残っていけないのだ。

もちろん、こういった最先端の技術を使ったものに限定されます。

ゲームとのつき合いがゲームウォッチやファミコンで終わっている人、ツムツムやパズドラやポケモンGO止まりの人。そういうものがゲームだと思っている人がいるのなら、さまざまな機会損失を生むことになる。

成毛眞さんらしい痛烈な言葉です(笑)

 

今日のまとめ

成毛眞さんの『AI時代の人生戦略』を紹介しました。成毛眞さんのイノベーターっぷりは本当にスゴいですよね。こういう知識を得られるというだけで、十分に読むに値する本だと言えます。オススメの書籍もたくさん掲載されているので、ここからさらに幅を広げていく(新しい本を知るきっかけにする)という読み方も可能です。