ポケットの中にテラの時代、進化する持ち運び大容量メモリの話

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Photo by Chris Cecil

ムーアの法則が限界に近づいている(?)とはいえ、求められる必要容量と、管理できる容量は日増しに増えています。半角テキストが1文字1バイトであることを考えると、動画はなんて容量を食うんだと改めて痛感します。

今回はメモリが大容量化する時代の持ち運びについて書いてみます。

 

ムーアの法則のおさらい

ムーアの法則はトランジスタが18ヶ月ごとに倍になるというものです。

集積回路上のトランジスタ数は「18か月(=1.5年)ごとに倍になる」というものである。

ムーアの法則

すなわちこれは、トランジスタを積んだストレージ容量がこのペースで増加していくことを表します。感覚でもちょっと前まで、USBメモリやデジカメなどで使うSDカードは1GBだったものが2GB, 4GB, 8GB, 16GB, この記事を執筆している時点では32GBが主流(もっともコストパフォーマンスに優れている)です。

もちろん「1GBが登場した!」という時代があったのはいうまでもありません。

また、据え置きのHDD(ハードディスクドライブ)においても、今や1TBは当たり前、3TBが主流ではないでしょうか。僕が自宅で使っているのも3TBです。

 

そんなムーアの法則に危機が訪れている

18ヶ月ごとにトランジスタ数が倍になるというムーアの法則に危機が訪れていると報道されだしたのは、2016年頃の話です。いくつか参考記事をまとめてみました。

ムーアの法則を守り続けてきた半導体業界ですが、すでに微細化の技術は行き詰まりをみせています。微細化が進むにつれて消費電力の低減が難しくなり、消費電力制約の観点から電力を供給できない「ダークシリコン」と呼ばれる領域の割合が増えるという問題もあり、この点でも微細化を押し進めることの難しさが高まっており、ムーアの法則を堅持することが難しくなっています。

「ムーアの法則」の終焉は何を意味するのか?

おなじみGIGAZINEでは、微細化(小さくすること)が難しくなってきているとあります。

 

いつかは来る限界だとわかっていたが、ついにその限界が2021年に訪れるというわけだ。

2021年、ムーアの法則が崩れる?

ITmediaでは、その限界が2021年になると書かれていました。

 

最新チップの回路の幅は14ナノメートル(ナノは10億分の1メートル)と極微小となっており、これにより1つのチップの上に過去と比べるとトランジスタを数億個も多く組み込むことが可能になっている。しかし、それほどの数のパーツを組み込んだチップを設計するには多くの時間と経費がかかるようになった。

半導体開発の「ムーアの法則」は限界か

ウォールストリート・ジャーナルでは、金銭的な見返りも少なくなってきている点にも言及しています。ちなみに、現在は倍増する期間が「2年」に設定されたようです。

 

これでもポータブルHDDを一切持ち歩かなくていい

世間の何歩も先を行っている(がために理解されにくい/笑)高城剛さんは、著作『LIFE PACKING2.1 未来を生きるためのモノと知恵』の中で、ポケットの中に2TBを持ち歩いていると書いています。

MicroSDカードの大容量化と価格が安くなったことに伴い、200Gを10枚程度持ち歩いていて、いつもポケットの中に2Tバイトほど入れています。音楽10万曲、書籍1000冊以上、写真1万枚、映画および映像1000本がこのサイズに収まる未来が、いまやってきました。(中略)

僕はこれでポータブルHDDを持ち歩くのを、きっぱりやめました。

『LIFE PACKING2.1 未来を生きるためのモノと知恵』13ページ

本書の中で紹介している200GBのMicroSDは「Ultra Premium Edition Micro SDXC Card 200GB」です。

これにSDアダプタとして「Micro SD Adapter」を使っているとあります。こちらはMicroSDをSDに変換でき、さらにUSBアダプタとしても使えるので、気になっています(記事執筆時点では持っていません)。

ちなみに僕が持ち歩いている容量はというと、まだ32GBのUSBメモリだったりします。高城剛さんの記事を参考にしないとですね(汗) 幸か不幸か移動距離がそれほどない(比較にならない)ため、必要なファイルのみメモリに移して、出先で使うといった具合です。

高城剛さんも書かれていますが、クラウドが使えない場面はまだまだ多いので、ローカルでもしっかり作業できる環境は持っておきたいと考えています。

 

今日のまとめ

ムーアの法則が難しくなってきていることが分かりました。また、2TBをポケットの中に入れることも可能だということです(価格はちょっとまだ高いですね/1枚9,000円くらいします)。移動距離を増やしていくなかで、ポケットの中の容量を増やしていきたいと思います。