高城剛『白本』3%の中の3%にだけ送られたメッセージ

白本

高城剛さんの著作『白本』は2013年に発売された書籍です。

「え、知らない?」

たしかにそういう方もいるかもしれません。それもそのはず、『白本』は、これまでの高城剛さんの著作と異なり、KDP(Kindle ダイレクト・パブリッシング)から出版され、書店には並んでいないからです。

「なぜ、大手出版社を通して書店には並ばなかったのか?」

それこそが『白本』、そして後に発売される『黒本』が存在する理由なのかもしれません。

 

高城剛のプロフィール

まずは、かんたんに高城剛さんのプロフィールを振り返っておきましょう。

1964年8月18日東京都柴又生まれ。

日大芸術学部在学中に「東京国際ビデオビエンナーレ」グランプリ受賞後、メディアを超えて横断的に活動。著書に『ヤバいぜっ! デジタル日本』(集英社)、『「ひきこもり国家」日本』(宝島社)、
『オーガニック革命』(集英社)、『私の名前は高城剛。住所不定、職業不明。』(マガジンハウス)などがある。

Takashiro.com

ひょっとすると「沢尻エリカさんの前の旦那さん」という認識だったり、「ハイパーメディア・クリエイター」という肩書きが先行している方もいるかもしれません。どちらも間違いではありませんが、彼を語るにはあまりに情報が不足してしまいましょう。

実は僕自身、ここ数年間で大きく意識が変わりましたが、それまでは「ハイパーメディア・クリエイター」という大きな誤解があるひとりでした(お恥ずかしい限りです)。

 

「ハイパーメディア・クリエイター」の肩書きの理由

ちなみに以前の高城剛さんといえば、「ハイパーメディア・クリエイター」の肩書きのイメージが強い方も多いと思います。これについては著作の中でも触れています。

僕の肩書き、というか、既に愛称のようになっている「ハイパーメディア・クリエイター」は、学生時代に、取材に来た新聞記者がつけてくれたものです。当時、僕が通っていた大学は、「映画」「放送」「音楽」「写真」「文芸」などと学科が縦に分かれ、僕は常に「全部やるのがこれからの時代の流儀なのに、縦割りしてここは職人養成所?」と、学内だけでなく、雑誌や新聞でも悪態をついていました。

『白本』 – Q77 何故にハイパーという肩書なのですか?

悪態(笑)を面白いと思ってくれた新聞記者さんによって命名されたことが分かります。もっとも現在は「ハイパーメディア・クリエイター」の肩書きは使っていません。

 

『白本』とは

今回のテーマである『白本』は、高城剛さんのメールマガジン「高城未来研究所フューチャーリポート」のなかにある、読者とのQ&Aコーナーを再編集したものです。

過去2年間にわたり高城未来研究所が毎週金曜日に発行してきました「フューチャーリポート」内のQ&Aコーナーへ頂戴しましたご質問のなかから、今後厳しい時代を生き残る上で、多くの方々の知恵の一片になるような質問と僕からの回答を集めた一冊です。

『白本』 – Q2 白本とは?

特にこれまでの会社に行って働くというスタイルに疑問を持っている、もっと視野を広くしたい方におすすめできる本になっています。

 

『黒本』もある

『白本』の対になる『黒本』もあります。『黒本』は出版しようにもできなかったという曰くつきの著作です。

また近々、大手出版社ではとても出せない「日本の真実」についてまとめた本書の続編『黒本』も発行予定でいます。こちらは実際、大手出版社から「出せない」と言われた言説も多くあり、そのことがむしろ「日本の真実」を裏付けています。

『白本』 – Q2 白本とは?

僕は『白本』も好きですが、同じくらい、それ以上に『黒本』も大好きです。

 

巨大都市がアフリカに出現する時が来る

ここで内容について気になったものを見ていきます。「経済格差を利用したビジネスは通用しなくなるか」という読者の質問に対して、人口分布を考えるのが分かりやすいと述べています。その中でアフリカについての言及がありました。

今後、世界は30年強の間に20億人増えると想定されており、その半分を占めるのがアフリカということになります。僕は超巨大都市がアフリカに出現する時が来ると思っています。今だとナイジェリアが最有力候補でしょう。しかし、富の多くは現在の先進国に残ったままです。

このほか、仕事はもちろん、食、本、音楽(特にDJ)、コンピュータとの付き合い方など、高城剛さんのあらゆる分野での造詣の深さに驚かされる内容がたくさんつまっています。

 

3%の中の3%のイノベーターだけに尖った話をした方が楽しい

そして、他の『白本』か『黒本』にありましたが、読者の質がとても良いです。このことについてはホリエモンとの対談でも語っていましたが、読者の質の高さが関係しているのだと思います。

僕がメッセージを送っているのは、超イノベーターだけなんだ。いわゆるマーケティングでいうとさ、イノベーターって言われているピラミッドの上位3%の人たちがいて、その3%の中の3%。これだと6000万くらいの労働人口からすると、だいたい3~4万人くらいしか残んないんだよ。でも、この人たちは社会的に影響力のある人たちなの。ここだけにものを言えればいい。

【再掲載】ホリエモンが1年前に高城剛との対談で予言していた未来とは?

余談ですが、一方のホリエモンは「マス」(大衆)を意識しているとあります。

 

『白本』『黒本』シリーズ

今回、ご紹介した『白本』『黒本』シリーズは、現在までに以下の種類が出版されています。

  • 白本(2013/12/24)
  • 黒本(2014/2/4)
  • 白本 弐(2015/2/10)
  • 黒本 弐(2015/4/15)
  • 白本 参(2016/11/8)
  • 黒本 参(2016/11/30)

どれも1冊280円の懐にやさしいプライスですが、さらにKindle Unlimitedにも対応しているので、読み放題も可能できます。

Kindle Unlimitedは月額980円で、Kindle本が読み放題になるサービスです。Kindle本は専用端末がなくても、Kindleアプリをインストールすることでスマホやタブレットでも読めます。30日の無料体験もできるので入ってみるのもおすすめです。参考までに僕も加入しています。

高城剛さんが見てきた世界から「この時代を生きる術」をお楽しみください。