高城剛『白本 弐』「孤独」を乗り越えた者だけが、同じ星の一員として話すことが可能になる

白本 弐

今もっとも世界の先を見ている人のひとりが高城剛さんです。マスコミにとっては都合が悪い存在かもしれませんが(生放送でテレビ出演できない/笑)、反対に言えばそれだけ核心をついている証拠なのでしょう。

そんな高城剛さんの著作「白本」シリーズ。

これまでに『白本』『黒本』『青本』などが発売されています(それぞれの記事にリンクします)。

今回は続編にあたる『白本 弐』を見ていきましょう。

 

白本 弐

『白本 弐』は高城剛さんのメールマガジン「高城未来研究所」の中のQ&Aコーナーを再編集した内容です。

大人気の高城剛メールマガジン「高城未来研究所 Future Report」の中のひとつである、読者とのQAコーナーを再編集した、あたらしい時代を生き抜くために必要な知恵の集大成『白本』シリーズの第二弾。

ちなみに僕も先日メールマガジンに登録しました。思っていた以上に内容が濃く、今後も楽しみにしています。

それでは気になった部分を引用しながら内容を見ていきましょう。

 

ポジティブシンキングデブも断捨離すべき?

ノルアドレナリンが大量に出てしまうのは、同じ脳内物質のドーパミンと同じように、「つながり」や「仲間との協業」「祭り」などに熱狂している人たちに多く見られます。その後、反動でやる気がなくなったり、躁鬱になってしまう傾向がとても強くありますので、注意が必要です。

かなり端折ってしまいましたが、興奮すると出るノルアドレナリンやドーパミンについて、「つながり」や「仲間との協業」を例にしています。作家の森博嗣さんも著作『「やりがいのある仕事」という幻想』などで、「つながり」の弊害について書かれています。

もちろんこれらがいけないというわけではなく、セロトニン(ブレーキの役割をするもの)を出せば問題ないともあります。ただ、「仲間との協業」がすごいみたいな風潮はどうも苦手だったりするのでした(笑)

 

集中できない性格を改善するには?

マズいのは、何かに興奮して「アガる」癖ばかりついてしまうと(ただのアドレナリン興奮)、「オチる」こともありますので(セロトニン不足)、日々が不安定になってしまいます。これは躁鬱の初期症状に見られます。「お祭り好き」や「つながり」「仲間」に傾倒していると、このような癖がついてしまうので、要注意です。

ホリエモンさんが言うところの『ONE PIECE』が好きな人の「マイルドヤンキー」です。最近でこそようやく落ち着いてきましたが、SNS全盛の時代はちょっと疲れます…。

 

好きな仕事で稼げていません……。

人生は「本当に好きなことが見つかるかどうか」で人は幸せが決まるのです。その好きなことでお金を稼ぐことが幸せではありません。むしろ、好きなものを仕事にしてしまったために、お金のために好きなものを売るようになってしまって、人生を台無しにしてしまった人を多くみかけます。

質問者さんは好きなことはあるけど、それでは稼げないといいます。それに対して高城剛さんはこのように言いました(本文はこれにさらにPIXARの例を出しています)。

好きなことがあればそれでいい、好きなことを仕事にすると不幸せになる可能性が大きい、これはスッと腑に落ちました。

 

ひとり旅で孤独を感じませんか?

恐らくは「孤独とは寂しくネガティブで悪いもの」という先入観を持つことが最大の問題であり、「孤独」そのものは問題だとは思えませんし、同じように「誰かとつながりたい」と思う、逆のベクトルが社会によって刷り込まれていることで、自らの進化を妨げてしまっていることに気がつかない方が多くいると思います。

そして、この「孤独」を乗り越えた者だけが、あたらしい地球人として、欧米もアジアも関係なく、同じ星の一員としてお互いしっかり話すことが可能になると僕は思っています。

本書の中で、もっとも好きなQ&Aでした。「つながることがスゴい」という風潮に違和感を覚える人が、少しずつ増えてきている気がします。「SNS疲れ」なんて言葉にも置き換えられていますね。

「つながることで儲かる人がいる」だんだんと気づいてきているのだと思います。

 

20代でオーストラリアにワーホリ中ならどう過ごしますか?

20代前半の僕なら、1年間かけてひとりで金鉱を探しに行きます。そして、金が出たら4分の1譲るという条件で200万円を誰かに出してもらいます。もし、堀り当てられなかったら、「この1年間の体験をキンドルダイレクトパブリッシングでセルフデジタル出版し、その印税をすべてお渡しする」と言います。タイトルは―

ともかくエネルギーに満ちあふれた様子が伝わってきます(笑)。高城剛が言う「経験」はこれからさらに重要になっていくのだと思います。

Webライティングでも思いますが、やったことのないことでもなんとなくインターネットを見て書いただけの記事、行ったことのない場所を調べた書いただけの記事は、今後より淘汰されるのでしょう。

 

今日のまとめ

僕自身、高城剛さんの影響を少なからず受けていると思います。世界を飛び回って、その空気を伝える力において、高城剛さんを上回る人はなかなかいません。これから先どうやって進めばいいんだろう、漠然とした不安を抱えている方におすすめの一冊でした。