『やれたかも委員会』読んだら積極的になれる、あの日の究極のあるあるネタ8選を収録

やれたかも委員会

「あのとき声をかけていれば、その先があったかもしれない…」

今となってはもう遅い「あの頃の酸っぱすぎる思い出」は誰もが持っているはずです。

僕も『やれたかも委員会』を読んで「ウオーーー!」となっていました(笑)。

作者の吉田貴司(1980年生まれ)さんと世代が近いからか、作中に出てくる小ネタもほぼリアルタイムで通ったものばかりでした。

今回は多少のネタバレを含む感想、そして吉田貴司さんがSNSで頭角を表したことについて書いてみたいと思います。

個人の作品がSNSで甦る時代

『やれたかも委員会』の謝辞にはこのようにあります。

この漫画がネットで話題になったのは2016年9月のことでした。

雑誌で漫画が打ち切られ、どうしようもないので、ツイッターで漫画をアップしていたら、そのうちの一つがバズを起こし、そのタイミングで私の過去作も掘り起こされ、その中でもこの「やれたかも委員会」が注目を集めました。

編集者の目ではなく、SNSで個人の作品が注目されるというのは本当に素晴らしいことですよね。

編集部への持ち込みというのはただ1人の判断なので、それによって作品がお蔵入りになるのは本当にもったいないことですよね。

みなさん諦めず頑張りましょう。

個人クリエイターの人なら勇気がもらえる言葉です。

吉田貴司さんは現在はnoteで新作を販売するなど、インターネットを駆使した活動をされています。

『やれたかも委員会』の構成

『やれたかも委員会』には3人の審査員がいます。

  • 犠星塾(ぎせいじゅく)塾長:能島明(のうじまあきら)
  • 財団法人ミックステープ代表:月満子(つきみちこ)
  • ミュージシャン:パラディソ

この審査員たちを前に、あの日の「やれたかもしれない」エピソードを登場人物が語る→「やれた」「やれない」を審査する、というシンプルな構成です。

それではひとつずつ見ていきましょう。

case001:干し芋と横たわる女の子

男女4人でデート、2人は買い出しに行き、部屋には自分と女の子の2人。

部屋でリラックスする女の子の無防備な姿、「眠くなっちゃった」の女の子の言葉。

妙に距離が近くなって…。

この経験って多くの人がしたことありませんか(笑)?

手を出せるはずなのに「手を出さない方がカッコ良い」みたいな妙な正義感が生まれたりして。

case002:ジャージのジッパー上まで閉めた

高校生時代、週末近所の市民体育館でバスケットボールをしていた。

ママさんバレーの人数合わせに付き合うことになったときに出会った彼女。

車の中で彼女から絡めてくる手。

「持って帰る」という言葉を出るも…。

車の中で話題に出るCDがGLAYの『REVIEW』(1997年に発売されたGLAYのベストアルバム。500万枚以上を出荷し、ベストアルバムブームを作った一枚)だったりするのが懐かしくてたまりません(笑)。

case003:焼きそら豆と肉もものぬくもり

彼女に振られた日、ネットに書き込んだことがきっかけで会うことになったふたり。

意気投合してカラオケで熱唱、彼女の匂い、スカートのスリットに興奮してしまう。

彼女をおぶって帰ることになり…。

いくら彼女が「OKサイン」を出していても、男性から誘わないといけないですよね…(涙)。

カラオケではGLAYの「HOWEVER」を熱唱しています(笑)。

case004:プディング特集と絡まる指たち

高校時代、同級生と行った夏祭りで出会った女の子。

ある日、彼に振られた彼女に思わず「好き」と伝える。

その後、彼女の家に行くことになって、テレビを見て、ふたり寄り添って…。

寄り添っても何もできないとかあるある過ぎて…(涙)

なんなのでしょう、あの手が出ない独特の雰囲気。

自分の家の本棚には『ダンス・ダンス・ダンス』など村上春樹の中期作品がズラリと並んでいるのまた。

case005:いつかのメリークリスマス

同じ職場の経理にいたかわいい女の子。

クリスマスデートをすることになり、カラオケに行くも思うような選曲ができない…。

サンタコスチュームから覗く足。

ふたりで街を歩くも…。

完璧なデートプランも思い通りにならないことは多数あります。これらって作者さんの経験談なのでしょうか。それとも他人の体験を聞いたものなのか、まったくの創作なのか(リアリティがすごい)。

case006:平成22年のミラーボール

クラブイベントで知り合った女の子。

キスをして、ふたりでイベントを抜け出しホテルへ。

しかし、満室…。

ここまで来て何もないとかあるのでしょうか(笑)

たしかにひとつめのホテルならともかく、ふたつめのホテルも満室だと焦りますよね。言われてみたら、こういう経験あったような気がします(遠い目)

case007:「飲んでみ?」なんて君が言うから

同窓会で久々に会った彼女。

その後、友人の家で鍋パーティーを行うことに。

テーブルの下では指が触れ、コンビニにふたりで買い出しに行って…。

作中のセリフが印象的でした。

よくあるじゃないですか

男友達にネタを披露しつつ

実は隣の女子に向けてしゃべっているような

あの感じ

教室で見かける誰もが一度はやったことがあることですよね。

全エピソードのうち、これがいちばんやるせないと思いました。

case008:あの日、大きな木の下で

このエピソードのみ、女性が主人公です(男性との思い出を話す)。

文化祭の準備で一緒になった男子。

手作りの迷路のなかでマッサージをするふたり。

帰り道手をつないで、有名な青姦スポットについて…。

これは女性視点ですが、男性視点でも「やれたかも委員会」だったはずです。

きっとこういうのって互いに「しまった!」思っているのかななんて思いました。

特別編:まるでクジラの胃袋のような長い廊下で

オフィスの長い廊下を歩いていると、見覚えがない美人とすれ違い…

これは特別編なので「やれたかも」ではないですね(笑)。

本作でもオチのように使われています。

今日のまとめ

case8にもありましたが、男性にとって「やれたかも委員会」な日は、女性にとっても「やれたかも委員会」なのかもしれません。こういうとき積極的にした方が良いのかななんて勇気をもらいます(笑)。

本作を読んだら急に積極的に人に会いたくなってしまいますよ! noteには『やれたかも委員会』の新作が今年中(2017年)に発売される予定とあります。楽しみにしています。