最近、寝る前に『シックスサマナ(SIXSAMANA)』を読む習慣があります。発刊当初から読んでいたわけではないので、今もバックナンバーをひとつずつ追いかけているのです。
本書を読むと、とにもかくにも「(いろいろな意味で)スゴい人っているのだな」と改めて思わされます。そして、いかに自分が小さい世界で生きているのかも…。
そんな『シックスサマナ』主宰のクーロン黒沢さんによる2011年の映像作品『デジタル・スーパースター列伝 闇の世界の超人たち』がAmazonプライムで配信されています。
クーロン黒沢さんとは
今さらですがクーロン黒沢さんとは、知る人ぞ知る…!? なんと言えばいいのでしょう。
文章も書くし、こうして映像作品も作るし、元を辿ればマジコンにも携わっていたみたいですし(笑)。「実業家」といえばそうかもしれませんし、先日の東洋経済オンラインの記事でいうと「ノンフィクションライター」あたりが適切でしょうか。
ペンネームはクーロン黒沢(46)。アンダーグラウンドなコンピュータ事情と、東~東南アジアのディープな市井に精通したノンフィクションライターで、近年では2013年5月創刊の電子雑誌『シックスサマナ』の編集長を務める。
記事を読んでもさまざまな事業をされているのが分かります。
「子どもができて安定志向になりましたけど、それでも貯金は難しい。昔、道で年を取った占い師に呼び止められて『アンタ、今月暮らす分のカネには一生困らないよ』って言われたことがあって。がっかりしましたけど、今、なんとなく納得しています(笑)」
クーロン黒沢さんは本当に商才があるように感じます。
もちろん「失敗もたくさんした」と言っていますが、これは誰もが同じでしょう。
『デジタル・スーパースター列伝 闇の世界の超人たち』
そんなクーロン黒沢さんが手がける作品のひとつが『デジタル・スーパースター列伝 闇の世界の超人たち』です。Amazonプライムでも妙な輝きを放っていますね(笑)。
一時の快楽に身をよじりながら、破滅の瀬戸際で道を極める十字架を背負った男たちを、数年間にわたって追い続けた驚異のドキュメンタリー。電話のタダがけに半生を捧げ、数十台のスマホを持ち歩く破産寸前のフリーカー・ミスターPBX。対するは数千ペタのファイルを落とし、数万枚のDVDを焼きまくるうち、気がつけば総白髪になってしまったファイル共有界の浦島太郎。いずれも一騎当千の2大巨頭。人生の崖っぷちに立ちながらも、彼らの目は生き生きと輝いていた!
「古き良き秋葉原」を懐かしむあたり、「今の秋葉原」には満足しないのだなと思いました。
後半はミスターPBXさんの自宅でしょうか!?
もう、出てくるエピソードひとつひとつが破天荒すぎて…(笑)
ミスターPBX
本作で特に異彩を放つのが「ミスターPBX」と呼ばれる男。ミスターPBXさんは上の引用にもあるように、多くのスマホを持ち歩くというケータイフリークです。
『シックスサマナ』を見る限り、「ミスターPBX」さんと「ハイジアの鷹」さんは同一人物なのかなと思います(『シックスサマナ』のハイジアの鷹さんの連載終わってしまいましたね…)。
驚いたのはミスターPBXさんは、以前高城剛さんの会社で働いていたことがあるということです(作品が作られた当時は、まだ沢尻エリカさんと結婚されていました)。
Twitterの評判をまとめてみました
ということでTwitterの評判をまとめてみました。自分が見ている作品て「他の人はどう思っているのかな?」とたまに気になったりするものです。
プライムで「デジタルスーパースター列伝」。タダ乗り電話、タダ乗りインターネットで捕まった電波マニアと話しながら真夜中の秋葉原を歩くドキュメント。インターネットで見るのにちょうど良すぎる半生 pic.twitter.com/bM3Y9LB8vR
— イヌガイ 土井 (@inugaidoi) 2017年8月17日
プライムビデオでデジタルスーパースター列伝見た これめちゃくちゃ面白いな
— TKYM (@tkym81) 2017年8月16日
デジタル・スーパースター列伝 闇の世界の超人たち っていうのがPrimeにあったのでさっき見たんですが、
ああいう大人になってはいけないよっていうやつでしたねw— icedakman (@icedakman) 2017年8月13日
「デジタル・スーパースター列伝 闇の世界の超人たち」、ルイヴィトンの鞄に電話10個くらいいれて持ち運んでる電話マニアがコンピュータ黎明期のイリーガルな裏話をえんえん語るドキュメンタリー映画で、異常な話ばっかり出てきておもしろい
— じょじゅちゅトリック (@xCloche) 2017年8月9日
「デジタル・スーパースター列伝 闇の世界の超人たち」鑑賞。デジタル黎明期を語るドキュメンタリー。電話のタダがけとファイル共有というワードはどこか懐かしい。スーパースターではないが彼らの語る言葉は昔を思い出させてくれる。
— せりう◢͟│⁴⁶ (@seriu_ghz) 2017年7月30日
https://t.co/sd9zAixbgl
暇だったのであまり期待せずに見た「デジタル・スーパースター列伝 闇の世界の超人たち 」が意外と以上におもしろい。
子供の頃に近所の”すごい”兄ちゃんの家で、自分の知らない世界のことをいろいろ教えてもらっているみたいな気分になる。— akyao konama (@akyao) 2017年7月24日
体調不良で寝込みながらの三連休初日はこれ。ミスターPBXがすごくいい…#ノギツhttps://t.co/Vv7CKh2t8D: デジタル・スーパースター列伝 闇の世界の超人たち https://t.co/zhfFHRsIGi
— 東横名人(a.k.a. 永世名人) (@Tyk_meijin) 2017年7月15日
アマゾンプライムのデジタルスーパースター列伝が面白かった。
ミスターpbxのヤンキー的武勇伝回顧録(やってる事はナード全開)が魅力的過ぎる。— カワバンガ曲線 (@curvetodeath) 2017年7月14日
デジタル・スーパースター列伝 闇の世界の超人たち Amazonビデオ ~ ミスターPBX https://t.co/QjpsFBr8cF @AmazonJPさんから
始終きな臭さがあって自分にはこれ闇が深すぎた コワ— ゆーま (@seaside77756) 2017年7月9日
Amazonプライムビデオで「デジタル・スーパースター列伝 闇の世界の超人たち」を見た。PC雑誌が本屋の片隅にしか置かれておらず、デジタルという言葉がまだアングラな意味も包摂していた古き良き(!?)時代のノスタルジーが蘇る名作。
— Yoichi Harada☂ (@gunsou_harada) 2017年7月5日
Amazonプライム「デジタルスーパースター列伝」が面白かった。バランス感覚考えず突き詰めると人はこうなるんだろう。こうはなりたくないと思う反面、狂人的に好きな事に盲目なれる事が羨ましい。お金になるかは問題だけど問題じゃないのかも知れない。監督のクーロン黒沢氏応援してます
— taku@マンションフリークス (@MANSIONFREAKS) 2017年7月1日
今日のまとめ
アマゾンプライムで配信されている『デジタル・スーパースター列伝 闇の世界の超人たち』を紹介しました。クーロン黒沢さんの多才ぶりには本当に驚かされます。
そして、クーロン黒沢さんが主催するイベント、ぜひ行ってみたい…。