藤原和博さんを知ったのは、西野亮廣(キングコング)さんが紹介していたのがきっかけです。もはや「キングコング」という肩書きなんていらないのかもしれません。東洋経済オンラインには「絵本作家」と書かれています。
そんな西野亮廣さんが、「稼げる1%の人」という話題で必ず登場するのが藤原和博(ふじはら・かずひろ)さんです。今回は彼の著作から『藤原和博の必ず食える1%の人になる方法』を紹介します。
目次
藤原和博の必ず食える1%の人になる方法
本書は以下の章で構成されています。
- はじめに
- 序章 すべての人に共通する3つの条件
- 第1章 A「経済的価値×権力志向」(社長タイプ)
- 第2章 B「経済的価値×プロ志向」(自営業タイプ)
- 第3章 C「経済以外の価値×権力志向」(公務員タイプ)
- 第4章 D「経済以外の価値×プロ志向(研究者タイプ)
- おわりに
人にはそれぞれ向き不向きがあるため、4つのタイプに分類されます。自分は典型的なBタイプだと思いました。
読み方としては序章までは普通に読む、あとは自分が合っていると思うタイプを読むのをオススメします。僕はBタイプに向いているため、Cタイプを読んでもイマイチ共感できませんでした。
「東洋経済オンライン」に多数の関連記事があります
本書は東洋経済新報社から出版されていることもあり、東洋経済オンラインに多数の関連記事が掲載されています。
本書と合わせて読んでみるのをオススメします。
(2017年5月現在)
西野亮廣さんは絵本作家をはじめたとき、マスコミによってずいぶん歪んだ情報操作をされていた印象がありますが、現在は多くの人に支持されるようになっているように見えます。典型的な出る杭のパターンですよね。
堀江貴文さんや西野亮廣さんのような方が、日本のこれからを変えそうな気がします。
「ログミー」にも関連記事があります
書き起こしメディア、ログミーにも藤原和博さん関連の記事があるので紹介します。
このように書籍だけではなく、インターネットの関連記事を読むとより理解が深まります。
反対に記事を読んで興味が出て、書籍を買うのもオススメです。これが出版社のマーケティングになります。僕もこれで書籍に興味が出て購入しました。
すべての人に共通する3つの条件
まず、本書では4パターンすべての人に共通する3つの条件が提示されています。
- パチンコをするか、しないか
- ケータイゲームを電車の中で日常的にするか、しないか
- 本を月1冊以上読むか、読まないか
これらの答えはすぐに分かると思います。
パチンコとケータイゲーム
たとえば、パチンコとケータイゲームは「時間マネジメントができるか」どうかが分かります。
さらに、ケータイゲームは「メディアを主体的にコントロールできるか」が分かります。いわゆる「メディアに支配されている」というものですよね。支配されている側だと、絶対に1%になれないことになります。
得た時間を読書に投資する
そして、得た時間を「読書に投資すべき」というのが藤原和博さんの意見です。
まずは読書に投資すべきでしょう。なぜなら、「成熟社会」では、教養の差こそが競争の差別化要因としてますます重要になってくるからです。
本書で推奨されているのは、以下のペースです。
- まずは月に1冊以上
- 慣れてきたら週に1冊
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4タイプから自分に合ったものを選ぶ
この3つの条件をクリアできた時点で、1/2×1/2×1/2で「8分の1」の人になったことになります。
ここからは、自分の「価値観×志向」によって、マトリックスのA、B、C、Dの4領域から、自分に合ったものを選択して進んでください。
このマトリックスは、前述の目次の4タイプです。
B「経済的価値×プロ志向」(自営業タイプ)
僕が自分はここだと思ったのが、B「経済的価値×プロ志向」(自営業タイプ)です。
共通の3条件のほかに、各領域でそれぞれ4つの条件が提示されます。この7つの条件をクリアすることによって、100分の1(1%)の人になるというのが、本書の目的です。
ちなみにBでは以下の条件が提示されています。
- 社内自営業者になれるか、なれないか
- 1万時間で技術を身につけたか、身につけていないか
- 知名度があるか、ないか
- 自由、寂しさにたえられるか、たえられないか
本書では、これらについて(ほかの領域も)ひとつずつ解説されます。
今日のまとめ
自分が目指す方向、自分は何ができているか、これから自分が何をすればよいかを知るために、本書は役立ちます。たとえば僕は現時点では「知名度がない」ことがわかります。恥じることなく、この点について(もちろん技術も)上げていかないとと思っています。1%の人を目指していきましょう!