堀江貴文さんの著作は、自分の気持ちを代弁してくれるようで、読むとスッキリします。ただ、タイトルにもあるように良くも悪くも「本音」なので、好みが分かれるのも事実です(笑)。
それにしても堀江貴文さんは著作がヒットしますよね。マーケティングもしっかりされているということで、ベストセラー作家さんと同じくらいの収益があると仰っていたのを覚えています。
今回はそんなホリエモンこと堀江貴文さんの著作『本音で生きる』を紹介します。
目次
本音で生きる
本音で生きる。
むしろ、なぜ本音を言えないのか、なぜ本音でいきられないのかのほうが、僕にはわからない。
本書の冒頭はこのようにはじまります。自分の気持ちをそのまま言葉にするため、衝突が起きることも少なくありません。ただ、本人も言っているように「意見が違う」のと「その人のことが嫌い」なのは違います。
だから、堀江貴文さんは意見が違うときははっきり言いますし、それによってしばしば起きる炎上も気にしません(笑)
『本音で生きる』は、全5章で構成されています。
- 言い訳をやめる
- バランスをとるな!
- 本音で生きられない理由は「自意識」と「プライド」である
- すべてを最適化せよ
- 本音で生きるために必要なこと
ここから本書で気になった場所を見ていきましょう。
言い訳をやめる
堀江貴文さんのメルマガを見ているとたしかに「言い訳」な相談が多いです(笑)
- お金がないから
- 時間がないから
- 凡人だから、才能がないから
- やり方がわからないから
これらについてはすべて断罪しています。
- お金がない→やる気があれば、お金は関係ない
- 時間がない→現状維持を選んでいるだけ
- 凡人だから→「今のままでいい」と言っているのと同じ
- やり方がわからない→「やり方」なんてない
バランスをとるな!
続く「バランスをとるな!」では、そもそもバランスをとろうとしすぎるのはずるいとあります。
まず、バランスを維持したまま、新しいことなどできるわけがない。現状を変えることなく、物事のいいところどりをしようというのは不可能というものだ。
現状を変えるのは勇気がいります。でも現状を変えることでしか手に入らないものがあるのも事実です。僕はどちらでも良いと思っています。ただし、自分を変えたいと思っているなら、「現状」を変える必要があると考えています。
本音で生きられない理由は「自意識」と「プライド」である
この章を読んでホリエモン(愛称で失礼)って変わったなぁと思いました。平気でカッコ悪いことを言えるようになったように見えます。これを身につけると強いですよね。
プライドをなくそうとすると、慣性がついて、どんどんプライドがなくなる方向に進む。
本書では、テレビでメンタリストのDaiGoさんとババ抜き対決をした様子が語られていました。僕は映像では見ていないのですが、たしかにインターネットでは話題になっていたのを覚えています。
すべてを最適化せよ
時間という希少資源をどう使えばよいのかを常に考えることによって、自分のできる物事の範囲は広がっていく。
よく言われることですが、「デキる人」ほど時間を意識します。
本書でもいくつかの例があげられています。
- 30秒で終わるメールはすぐ返す。
- 5分で終わる仕事は、片っ端から片づける
ほかにも隙間時間を使った仕事の具体例をあげています。
たとえば原稿チェックなど5〜10分で終わりそうな仕事は、5〜10分の空き時間に行うようにしている。たとえば車で30分移動するとしたら、アプリのチェックを10分くらいでして、あとの20分は原稿が2個あるから2個チェックしようなど。
そのほか、ニュースアプリやTwitterで情報を仕入れたり、LINEグループをチェックして返信したり、10分程度でできる仕事もたくさんある。そうしたものをどんどん終わらせている。
堀江貴文さんの隙間時間の使い方は、学ぶべき点が多くあるはずです。
本音で生きるために必要なこと
本音で生きるために必要なことは突き詰めれば以下に集約されるとあります。
やりたいことを見つけて、ノリとフィーリングでチャレンジするだけ。
人のやっていることを徹底的に真似し、改善する
「自分のスタイルと違う」とか「真似するのはダサい」とか、くだらないプライドを捨てて、手本となる人のやっていることを徹底的に真似し、改善を繰り返す。
お手本となる人は、ネットでもリアルでもどこにでもいる。ちょっとでもいいなと思ったら、ためらうことなく真似をすればいい。
真似の例として「メルマガ」をあげています。堀江貴文さんのメルマガは相当な改善が繰り返されているのが分かります。それにしても毎週とんでもない量を書くなぁと思いますが。
大事なのは、”Give, Give, Give”
相手に尽くせば尽くすほど、それは自分にも返ってくる。もっとも、見返りを期待して、それが得られないからといって怒るのは変な話だが。
昔からいわれている「情けは人のためにならず」は、たんなるきれいごとではなく、真実なのだ。
こういう「昔からいわれている」ことを、バッサリと切り捨てる堀江貴文さんが言うと、説得力ありますよね。
今日のまとめ
堀江貴文さんの『本音で生きる』を紹介しました。
一言でいうなら、「言い訳野郎は立ち去れ」ということだ。
「やろうと思ったらやる」それだけです。