現在、毎月のように本を発売してベストセラーを連発している堀江貴文(ホリエモン)さん。
いまだに「ライブドア事件」のイメージを引きずっている年配の方も多いですが、20〜30代の方だと堀江貴文さんの考え方に共感している人も多いと思います。
そこで、ここでは「堀江貴文さんの本を読むのにおすすめの本」を10冊紹介します。
テーマは「仕事をする上で読んでおきたい本」。冊数が多く発売順に紹介しようと思ったのですが、そういうリストはWikipediaにおまかせし、ここではテーマを限定して紹介します。
基本的に上から順番に読んでいくと良いように掲載しています。
※順番は新著が発売されたときに随時見直す予定です。
目次
多動力

これからの働き方を考える上で大切になるのが「多動である」ということ。これは本書だけでなく、佐々木紀彦さん(NewsPicks編集長)の『日本3.0』や落合陽一さんの『日本再興戦略』などでも繰り返し必要性が説かれています。
「ひとつのことだけをやる美学」ではなく、「さまざまなものをやること」「新しいものにどんどんハマること」といった価値観が提案されます。
堀江貴文さんの本を初めて読むなら、まずは『多動力』から読んでみるのをオススメします。そして、この考えに共感できないと、おそらくどの著作を読んでも分からないはずです、
10年後の仕事図鑑

堀江貴文さんと落合陽一さんによる共著『10年後の仕事図鑑』(2018年4月発売)。
「どのような仕事が残る、どのような仕事が残らない」というのが本質ではありません(言及はあります)。これからの時代は、どのように働く必要があるかという内容が書かれています。
「『普通』というのは正しそうに見えるけど、「正しさ」は更新され続ける」という落合陽一さんの発言もすごく哲学的です。
そして、仕事を通すなかで「そもそも『お金とは?』」ということにも言及があるので、これからの「働き方」を考える上で読んでおくと参考になる一冊です。
ゼロ

2013年、堀江貴文さんが仮釈放後に出版した『ゼロ』。
誰もが最初は「ゼロ」からスタートする。
失敗しても、またゼロに戻るだけだ。
決してマイナスにはならない。
だから、一歩を踏み出すことを恐れず、前へ進もう。
本書を読むと、いつも強気な堀江貴文さんの見方が変わる人も多いと思います。そういう意味も込めて、この順番で紹介しました。「頑張ろう!」って気持ちになれますよ!
君はどこにでも行ける

日本という場所にいるのもいいけれど、世界を見るのも良いと教えてくれた一冊。個人的に『君はどこにでも行ける』を読んで、今のように海外に行く生活になりました。
本書はAmazonのレビューで「低評価」が目立ちますが、それは現地の夜の世界(「女の子がかわいい」など)に言及しているからだと思います。
これで嫌悪感を持ってしまった人もいるかもしれませんが、今(2016年当時)、世界がどのようになって、これからどのように変わっていくのかを知るのには最適の一冊です。
僕は本書と高城剛さんの著作を読んで大きく視野が広がりました。
巻末には、『テルマエ・ロマエ』の著者であるヤマザキマリさんとの対談が収録されています。
なぜ堀江貴文の本はすべてがベストセラーになるのか?

堀江貴文さんの「出版」に関する著作です。第2賞の「どんなに普通の人でも100%本は出せる!」は、参考にしたい人が多いと思います(僕もよく思い出しています)。
本書は本に携わる方だけでなく、ブロガーさんなど「今後コンテンツを作っていきたい」と思っている方が読むと面白い一冊です(実は個人的に大好きな本だったりします)。
本音で生きる

ここまでの5冊が比較的「テーマ」がはっきりしているのに対して、ここからの3冊「自己啓発」に近い内容になっています。
『多動力』にも書かれていますが、堀江貴文さんはアウトプットが多く、どの本でも主張が似ているため(発信者が同じため)、どれか1冊でも読むと「基本的な考え」は分かるはずです。
本書のタイトルは『本音で生きる』。行動するきっかけを考えさせてくれる一冊です。
僕は、いつも誰でもできることしか話さない。しかし、たいていの場合、それをやるかどうかで、その後の結果が変わってくる。
バンジージャンプのひもは渡す。その後、跳ぶかどうかはあなた次第だ。
本書に限らず、堀江貴文さんはさまざまな場所で「行動することの重要性」を説いていますが、実際に行動している人は1割くらいなのだそうです(うーん)。
好きなことだけで生きていく。

「好きなことで、生きていく」これはYouTubeの有名なコピーです。
YouTuberが活躍した2017年に発売された『好きなことだけで生きていく。』。
堀江貴文さん自身、最初から好きなことしていたわけではありませんが、その比率を調整しながら現在は好きなことだけで生きているといいます(ここに至るまでに相当の努力があります)。
Amazonのレビューでは「HIU(堀江貴文イノベーション大学校)の広告」という書かれ方もありますが、そもそも本って「そういう広告媒体として使うこともあるのでは…」。
99%の会社はいらない

刺激的なタイトルの一冊です(笑)。似た刺激的なタイトルの著作には『すべての教育は「洗脳」である』というのもあります(Kindle Unlimited対象タイトルです)。
どちらも現在の「社会システム」に対する批判、堀江貴文さんの主張が書かれています。「メールで済むことを電話する」「意味のない会議」など、思い当たる人も多いと思います。
僕もこれらの社会の常識について、堀江貴文さんとほぼ意見が共通します。これくらいズバッと切り捨ててくれると気持ち良いです(笑)。
金持ちになる方法はあるけれど、金持ちになって君はどうするの?

堀江貴文さんのメールマガジン「堀江貴文のブログでは言えない話」の人気コーナー「Q&A」を再構成してつくられた一冊。さまざまなビジネスヒントが掲載されています。
同じメルマガの「Q&A」を再構成して書かれたものに『なんでお店が儲からないのかを僕が解決する』があります(Kindle Unlimited対象タイトルです)。
個人的にもQ&Aコーナーは大好きなので(こんな風に考える人いるんだと良くも悪くも思う)、これらをまとめた本はオススメです。
面白い生き方をしたかったので仕方なくマンガを1000冊読んで考えた

堀江貴文さんが、テーマごとにマンガを紹介する『面白い生き方をしたかったので仕方なくマンガを1000冊読んで考えた』。
常日頃、マンガの効率の良さを説いている堀江貴文さんは、佐渡島庸平さん(編集者)と、マンガ新聞(旧・マンガHONZ)を立ち上げています。
また、『ヤミ金ウシジマくん』の真鍋昌平さんとの共著「まんがでわかる」シリーズもオススメです。最近は「NewsPicks Comic」も勢いに乗っていますね。