スマートフォンやタブレットで音楽などを聴く方法として、Bluetoothイヤホンを使っている方も多いと思います。
今、書きながら思いましたが、「イヤフォン」じゃなくて「イヤホン」なんですね。Amazonでも「イヤホン」になっていて…(とどちらでも良いことを綴ったところで)。
AmazonのBluetoothイヤホンで人気のSoundePEATSシリーズ。「低価格ながら高音質」がウリのSoundPEATSは、多くの人に支持されています。
とはいうものの、「どこまで良いものか」という気持ちは分からないでもありません。
ということで、ここではSoundPEATSのBlutooth イヤホンシリーズから「QY8」(おまけにQY12も)の使い勝手をレビューします。
目次
Sound PEATS QY8の仕様まとめ
まずはSound PEATS QY8の仕様をまとめます。そして、おそらく比較が気になるところなので、もっとも競合しやすいだろうQY12と比べてみましょう。
QY8 | QY12 | |
本体カラー | 黒・白 | 黒・赤 |
Bluetooth | 4.1 | 4.1 |
コーデック | apt-X | apt-X |
防水機能 | あり | あり |
マイク | 内蔵 | 内蔵 |
ノイズキャンセリング | CVC6.0 | CVC6.0 |
表を見ても分かるように、ほとんど同じです。おそらくナンバリングからQY12が後継機と思われますが、あとは後述するように、本体の形や色の好みで選んでしまって問題ないと思います。ちなみに僕は両方持っています。
Bluetooth
Bluetooth(ブルートゥース)は、周辺機器をワイヤレスで使う規格のことをいいます。表にもあるように、Bluetoothにはバージョンがあり、SoundPEATSのこの2機種は現時点で新しいVer4.1を採用しています。これにより、「高速化(音が遅れない)」「低消費電力」が可能になっています。
コーデック
コーデックとは、音声や動画などのデータを符号化(ほかの規格に変換、圧縮すること)したり、反対に復号(変換、圧縮したデータを元に戻すこと)することを指します。ややこしいですが、この場合はBluetoothの「技術」を指すものだと考えれば間違いありません。
SoundPEATSでは「apt-X」というコーデックを採用しています。apt-Xは、CD同等の品質で楽しめ、かつ音の遅延が少ない特徴があります。
これは僕自身が驚いたことのひとつです。今までBluetoothイヤホンというと音質を犠牲にして無線接続するイメージがありましたが、その価値観は完全に覆りました。しかも、それらを2000〜3000円で楽しめるというのが嬉しいところです。
参考サイト:aptX対応のワイヤレスBluetoothオーディオ製品と技術
ノイズキャンセリング
SoundPEATSのQY8とQY12は内蔵マイクが搭載されているため、ハンズフリーで会話をすることができます。ただし、僕はスマホで会話をすることがほとんどないので使ったことはありません。
会話をするとき周囲の音を拾ってしまうのが難点ですが、本シリーズはノイズキャンセリングとしてCVC6.0という技術が使われています。これによって周囲の雑音を遮断することができます。
参考サイト(英語):CSR CVC® Bluetooth Audio Enhancement and Noise Suppression Software
Sound PEATS QY8の使い方
外箱

SoundPEATS QY8の外箱です。

開けるとソフトケースが入っています。収納に使えますが、僕は捨ててしまいました(笑)
取扱説明書

QY8のユーザーガイドです。操作はまったく難しいものではないので、かんたんに使うことができます。Bluetoothのペアリングに慣れていなくても迷うことはないでしょう。
「ペアリング」とはスマホなどの機器とイヤホンをBluetoothで結ぶ「設定」のことをいいます。
付属品

ケースを開けると、細かなものがたくさん出てきました。

QY8の本体です。

左から以下になります。
- USB充電ケーブル
- イヤーピース
- イヤーフック
- クリップ
イヤーピースもイヤーフックも最初から付いているので、サイズが合わないなどがあった場合のみ交換してみましょう。
本体

本体右耳用です。この音符のマークの部分がスイッチになっています。ここを長押しすることで「電源をONにします」などのアナウンスが流れます。
僕が持っているものは、QY8は日本語で、QY12は英語(「Power ON」など)でアナウンスが流れます。おそらく国内と海外の仕様と思っています。
左耳部分にも音符マークがありますが、そちらはスイッチにはなっていません。

画像が反対になってややこしいですが、左耳にはmicroUSBポートがあります。充電をすると右耳部分が赤く点灯します。
右耳部分のリモコンでは、「音量の調節」や「次へ/前へ」(1秒間押す)を操作できます。
ちなみに充電は約2時間で完了します。
待機状態(ペアリングしていて音声を再生しない状態)では約175時間、通信時間は約5時間です。通信時間は普段の通勤や移動で使っている分にはまったく問題はありません。フルで5時間流したことがないので実質どのくらい持つかは分かりませんが、アルバム1〜2枚程度ではビクともしない印象です。
参考までにQY12も紹介します

QY12はQY8と違って耳に当たる部分がシンプルになっています。
これがかなりの違いがあり、僕はQY8は耳が重く感じます。そのため、運動をするときなどはQY12の方が心地よいです。比較でも書いたように音質等の違いはありません。

耳部分が小さくなったことでリモコンがケーブル部分に付いています。ここで音量の調節やトラックを選択できるようになっています。今度はこの部分に重みを感じます(笑)
個人的なことをいうと、スマホなどで操作する人は特にリモコンなくても良さそうなのですが…。内蔵マイクもこの部分(QY8は耳の部分、QY12はリモコン部)に付いているので、なくすことは難しいのかもしれませんが。

QY12の最大の特徴はおしり同士がマグネットになっていてくっ付けることができる点です。小さなことかもしれませんが、これがかなり便利だったりします。
ということで、QY8について書いておいて、「QY12が良い」という結論になってしまいました(笑)
どちらを選んでも音質は申し分ありません。これまでの同価格帯のBluetoothイヤホンとは一線を画しているのでオススメですよ!