旅のガイドやブログを見ても、いまいちピンと来にくいのが交通機関や距離感といった現地の空気ではないでしょうか。
僕もそうでした。
元々ほとんど調べ物をしないで現地に行ってしまうため、一般的な感覚よりさらにそう感じているかもしれません。
ただ、いちばん良いのは、やっぱり現地に行ってしまうことです(矛盾)
こればかり「百聞は一見にしかず」という言葉があるように、体験してみるのがいちばんだったりします。
そういう前提を踏まえた上で、何かの拍子に役に立てばと思い、台湾の電車について書いてみます。
台北(台湾)の中心は「台北車站」
まず、台湾なんて大きなことを書いてしまいましたが、台湾の首都である台北に限ったお話です。
さて、台北の中心は「台北車站(Taipei Main Station)」と呼ばれる駅になります。
いわゆる「東京駅」がイメージが近いでしょう。
ここを中心に行動する感覚です。
駅構内には駅ビル「Breeze(微風)があり、ショッピングやレストランなどが入っています。ここはJRのルミネやアトレを思い浮かべるのが良いでしょう。
台北車站の電車
台北車站には全部で4つの電車が乗り入れています。
- 台湾高速鉄路(THSR):地下2階
- 台湾鉄路管理局(TRA):地下2階
- 台北捷運(MRT)板南線:地下3階
- 台北捷運(MRT)淡水信義線:地下4階
台湾高速鉄路はいわゆる「新幹線」に相当します。
台湾鉄路管理局は通常の電車です。国鉄(現・JR)を思い浮かべると良いでしょう。
そして、おそらく多くの人がお世話になるのが、3番目と4番目の台北捷運(MRT)です。MRTとは「Mass Rapid Transit(大量高速輸送)」の略で、新しい交通機関を指します。
といっても難しく考える必要はなく、比較的早い「地下鉄」だと思って間違いありません。
台北車站には「板南線」と「淡水信義線」の2線が走っています(僕は淡水信義線しか乗りませんでした)。
さて、だいぶこんがらがってしまったかもしれません。でも安心して大丈夫です。僕も何も知りませんでした。現地で行動しているうちに、本当に”自然に”覚えるものです。
MRTは悠遊カードがあると便利

MRTを使うには電子マネーの「悠遊カード(EASYCARD)」があると便利です。
これはそのまま「Suica」や「楽天Edy」を思い浮かべてください。交通系ICなのでSuicaの方が近いでしょう。
MRTの初乗りは20NT(約80円)です。さらに悠遊カードがあれば2割引の16NTになります。
さらに台湾を網の目のように走るバスでも使えるので本当に便利です。僕は台湾にいるときに何度も使いました。
1. 悠遊カードの買い方
悠遊カードはMRT駅(台北車站なら地下4階)やコンビニ(セブンイレブンなど)で買うことができます。
「EASY CARDプリーズ」と言えば大丈夫です。
価格は100NT(約400円)です。
あとは駅でチャージをします。このあたりも日本と同じです。
便利なのは、小銭でもチャージができる点です(紙幣のみのチャージ機もあります)。
僕は小銭を使うのが苦手(小銭を探す時間がもったいなく感じてしまうのです)なので、現金決済をして余ったお金はすべてチャージしました。
2. 悠遊カードの使い方
日本とまったく同じです。
駅の改札口でタッチします。微妙なところですが、日本のSuicaの端末の方が性能が良いです。タッチしてから若干タイムラグを感じます。楽天Edyよりはだいぶ早いです。
コンビニでも「EASY CARD」と言えば、決済が可能です。現金いらずに決済できるのは良いですね。
ただし、夜市がさかんな台湾ではまだまだ現金決済する機会が多いのも事実です。そういうときはさっと紙幣で決済して、あまったお金はチャージしてしまうのをオススメします。
今日のまとめ
台北車站のMRTを使えるようになれば、台湾での行動がとても楽になります。
なにより、実際に現地に飛び込んで体験するのがいちばんの学習になるはずです。
お読みいただきありがとうございました。